たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

中居君とプロデューサー (舞祭組)

この一週間で、テレビを見ていたのは、5時間もないくらいだと思うのだけど、その間に3回も出くわしたのが、舞祭組(ぶさいく)。ジャニーズのKis-My-Ft2のスピンオフユニットですね。

 

ジャニーズの逆ばり戦略

面白いのは、その打ち出し方で、逆ばりの戦略が見えてくる。

  • ジャニーズなので、カッコよくてなんぼ、なわけですが、そもそものユニットの名前が「ぶさいく」。ジャニーズとぶさいくは、これまで全く対極に位置していたのに
  • ユニットを構成しているのは、Kis-My-Ft2のバックの4人。スポットライトを浴びているのは、フロントの3人なのは周知の事実。ライトを浴びていない4人は暗黙の了解。だったのを、白日にさらけ出したのが斬新

で、このユニットをプロデュースしているのが、SMAPの中居正広。SMAPのマネージャーは、SMAPだけでなく、Kis-My-Ft2のマネジャーも兼務していることから、SMAPとKis-My-Ft2の共演は、ドラマだけだけでなく、バラエティでも多いわけですが、共演から、一歩踏み込んだのが、今回のユニットなわけですね。

それにしても、中居君は、相当忙しいはずなのに、よくもまあ、後輩のプロデュースまでやるなぁ、と。活動量としては、呆れるレベルですね。昔、情熱大陸で、中居君がフォーカスされていたときがあったのですが、ひょうひょうとした振る舞いではあるものの、周囲の期待を着実に捉えて、その期待に応えるアウトプットを大量に出していく様は、一人のプロフェッショナル、という意味で、刮目したものでした。

根底にあるのは、貪欲さ、なのでしょうね。売れたいという貪欲さ。誰よりも目立ちたい、注目されたい、という貪欲さ。SMAPは、デビュー当時はあまり売れていなかったわけですが、その原体験こそが、その貪欲さを強くして、中居君については、なお、その貪欲さが強く残っているのだな、と常々思わされるわけですね。

 

プロデューサー 中居君

少し横道にそれてしまいつつありますが、中居君のプロデュースて、どう思いますか?と自問自答してみると、とても良いのではないか、名プロデューサーなのではないか、と思うわけですね。

なぜか?というと、中居君が名司会者だから、というのが強く関係しているのかな、と思います。司会者というのは、番組を取り仕切るわけですが、面白く仕切らないといけない、という大目的がある中で、コーナーであり、出演者をうまくコーディネートしていかないといけないわけです。

その過程で、出演者の良さを見つけ、そして、引き出す能力というのが養われると思うのですよね。島田紳介や明石家さんまも、同様で、色々なタレントを売り出すのに成功しているのが、事実としてもあるのかな、と。

そんな中居君が絡んでいるだけに、後輩4人はうまくのっかると宜しいのでは、と単純に思うわけですな。

 

ジャニーズの売れ方の可能性

他方で、最近のジャニーズというのは、一つのグループの中で、打ち出す人とそうでない人の差が激しいような気がするのは、私だけでしょうか?歌いもしないで踊るだけ、基本話すこともできない、みたいなメンバーが、一つのグループの中にいるっていう状況。

事務所としては、グループの中で、一人二人の超売れっ子ができれば、コンサートは満員にできるだろうから、グループの中で人気の強弱ができても全然良いのでしょうが、どうも見ていて、後ろの方にいるコたちがなんだか気になってしまう老婆心が生まれてしまう私は、少し年をとったのでしょうか?

確かに、全てのメンバーが売れているのは、SMAPと嵐くらいなので、とても難易度が高いわけですが、そもそも、グループの誰もが売れる状況というか舞台が用意されていないのでは?とか思ってしまうわけです。

そんな中で、バックの人たちにフォーカスしたユニットが出てきたというのは、とても好感が持てるし、是非売れて、他のグループで目立たないメンバーたちのモデルケースになってもらえたら、とか勝手に思ってしまったり。

 

ジャニーズウォッチャーではない

と、なんだか、ジャニーズウォッチャーみたいになっていて、自分で自分に焦っているのですが、舞祭組(ぶさいく)、頑張って欲しいですね。という件。