たけしの若手への一言(6) 「忙しい」の対処法
「忙しい」とは言わない
基本的に、忙しい、という言葉は使わないことにしている。
昔、みのもんたが、忙しい、疲れた、寒い・暑い、という言葉を使わなければ、仕事には困らない、みたいなことを言っていて、妙に納得したことが起点。寒い・暑いは芸能人ゆえだろうけど、忙しい、疲れた、という言葉は、働く人には全て当てはまるだろう。
仕事を頼む側としては、ネガティブに仕事に向かう人ではなく、ポジティブに仕事に向かう人に、仕事は頼みたいものだから。
「忙しい状態」はある
しかし、言葉にするかしないかは別として、忙しい状態、というのはあると思う。
自分の生産性と持ち時間による生産可能量に対して、仕事量が多い状態において、忙しいと感じるのかな、と思うのだが、そこまで、客観的に、生産可能量と仕事量を比較して、忙しい、と感じている人はいない。
なんとなく、通常よりも仕事量が多いときに、忙しいと感じたりしているのかな、と思う。そんなあやふやな忙しさの見立てなのに、土日出勤をしないといけないと考えだす人も多い。
「忙しい」の対処法
そのように、忙しい、と感じているときには、仕事を書き出してみて、可視化してみると良い。
可視化してみると、自分がやらないといけない仕事が明確になる。そして、どの順番で、仕事をすれば効率的か、それは、どの程度の時間で終わるのか、を見立てることもできる。本当に、持ち時間で終わらないくらい忙しい場合もあるのだが、実は、結構できる場合の方が多いのではないかな、と思う。
仕事は直列
そんな風に書いていると、思い出す言葉がある。
仕事は直列
かのマネックス創業者の松本大さんの言葉だが、とある目的に対して、仕事は有限であり、一気に片付けることもできないで、一つ一つの仕事は直列に並んでいて、順番に仕事を終わらせないといけない(途中分岐してパラレルで推進できる部分は勿論あるが、分岐した後はまた直列がある)ということ。
そう考えたときに、仮に忙しい状態にあったとしても、一つ一つの仕事に超集中して、良い品質のアウトプットを短時間でDoneできるように努めるべきなのですよね。