たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

イケアはイケテルのか? (IKEA)

IKEAが本当にイケテル、と思える人って、限られていると思うのですよね。一部の人には本当にステキな会社。その他の人にとっては、まあまあステキな会社。当たり前のようなことを書いているけど、あるトコロは捨てて、あるトコロは残しているわけですね。戦略的に優れた会社、と言えるのかもしれませんな。

最近、引っ越したので、家具を色々と調達していました。ネットでかなり探して、ステキな家具を見つけたりもしていたのですが、他方で、ベッドと本棚数種類は、IKEAにしたのですよね。で、思ったのが、冒頭の内容なわけです。

  • 例えば、ベッド単体としては、安い。しかし、輸送費と組立費を入れると、相当の価格になる
  • 組立費は、DIYが趣味な人でもない限り、発注することになるでしょう。例えば、本棚は、HEMNES×2、で、組立業者3名×1h、かかった。もし、自分一人で組立てるとなると、数時間は余裕でかかる
  • そもそも、買うまでが大変。あの大きなスペースを歩いて探して歩いて探して・・・やっとキャッシャーに行きつく。荷物は、大ドコロ以外は自分で運ばないといけない

都心に住む車のない、DIYもしない35歳の男性たけしには、結構厳しいことを求める会社だったりするのですよね。でも、DIYが趣味の人には、余計なコストもかからないし、自分で組立てる時間も得られて楽しいこと間違いないでしょう。

でも、DIYの人って、そんなに多くないでしょ?では、なんで、あんなに沢山の人がIKEAに行くのですかね。と考えた時、安いから、と答える人も一部いるのでしょうけど、もっと正確に言えば、価格を選べられるから、なのかもしれませんな。

センスが良い家具が、手間はかかるけど安い。という価格・サービスセグメントを提供している、というトコロ。が大きいのかな、と思いました。他の業界で言えば、サウスウエスト航空みたいなイメージなんですかね。オペレーションを削ぎ落として、サービス水準も落として、価格も落とす。でも、プラスサービスは可能ですよ、ていう。

まあ、面白いポジションの会社ですね。恐らく、次の引越の際には、完全にターゲットセグメントから外れているので、恐らくお世話にならないでしょうけど。今後もウォッチしていこうかな、と思います。