たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

ペン論(Pilot kakuno)

プロ野球選手が仕事道具であるバットやグローブ等にこだわるように、ビジネスパーソンも、仕事道具であるペンやノートにはこだわる必要があると思うのですよね。ペンやノート次第で、仕事のパフォーマンスは変わる、と考えているわけです。

では、そんな思想のもと、どのようにペンにこだわるか?なのですが(ノートはまた別の機会に)、個人的には、こちらの要件を有することにしています。

  • 書きやすい
  • いつでも書ける

「書きやすい」というのは、意味合いとしては、そのままで、書きやすさ、が必要なのですね。要は、ペンとノートの間の摩擦係数が低くて、何のひっかかりもなく書ける、ということ。自分が何かを考えたときに、その考えたことが脱落するような要素がペンには全くない、ということ。

「いつでも書ける」というのは、これまた、そのままで、何かを考えついたときに、何かに書ける様な状態になっている、ということ。自分の家の自分の机、ダイニングの机、移動中に使うそれぞれの鞄やジャケット、会社の机、など、何かを考えつく可能性のある時に携帯しているようにしておく、ということ。

といった、二つの要件を鑑みた結果、かれこれ5年以上でしょうか。v-cornを使っているわけです。書きやすいのに加え、安いのでバルクで買って色々なトコロに置いてます。高位安定な状態ですね。

ちなみに、v-cornは、コンサルティング会社で良く使われていますね。仕事道具、という観点で、書きやすさが第一にあって、選ばれているようです。生産性を重視した場合、当然の帰結、なわけです。

 

そんな中、同僚が使っていた、パイロットのkakunoの万年筆をちょっと借りて使ってみたところ、かなり使いやすいな、と思って、買ってみました。で、さらに使い込んでみての所感は、こんな感じ。

  • 書きやすいかもしれない
  • でも、v-cornがメイン
  • ということで、kakunoは気分転換に使おう

書きやすさ、的には、kakunoの方が勝っているかもしれない。かなりスラスラかける。摩擦係数が相当低い。でも、いつでも書ける、では普通に闘うと、v-cornに負けちゃうのですよね。で、トータルで比較したときに、v-cornだね、ということになりました。

kakunoは、1,050円なのですが、これを5-6本買うのは、ちょっと気が引ける。実は、コンバータがすげー安くて、要はランニングコストがすげー安いので、長期間使えば使う程安くなるわけで、使い続ければ、仮に5-6本買ったとしても、トータルコストで、kakunoに軍配がたつわけなのですが、どれくらい先だよ、的な感じもあり、コンバータの運用が頻発するとちょい面倒、ということで気が引けたわけです。ということで、やはり、この先も、メインのペンは、v-cornになりそうです。

でも、kakunoの様な万年筆のエントリーセグメント向けが、結構最近熱いようですね。パイロットがkakuno、ペリカンがpelicano、てな具合で、語尾に"no"が着くと、丸みがでて、エントリーっぽくなるのでしょうかね。

万年筆はおじさんが使うステーショナリーで、重厚なのか荘厳なのか、なんだか重たそうなデザインが多い様に思うのですが、曲線と原色を多用したエクステリアに加え、kakunoは万年筆先部に顔のデザインが施されていたりして、かわいい感じになっていて、見ると、ほっこりします。そんなデザインの作り込みが、20-30代女性を中心としたセグメントにうけているのかもしれませんね。