10年ぶりに車を買った、たけしのクルマ論(2) いつ、駐車場の"不"から解放されるのか?
車に乗って気づく、駐車場の"不"
車を買ったからには、毎週末にどこかに行かねば、と半ば使命感すら持ちながら、どこかに車で行っているわけですが、その「どこか」は、駐車場の制約を受けてしまう、ということを感じざるを得ません。例えば、こんな感じに。
- 三軒茶屋の●●というお店にランチを食べに、車で行こう!と思うものの、その周辺に駐車場はあるのだろうか?
- どうやら目的地周辺に駐車場はあるようだが、目的地から最も近い駐車場には止められるのか?その駐車場に止められないと、かなり歩くことになってしまうが
- よし、目的地近くには沢山駐車場があるので、どこかの駐車場には止められるだろう。と思ったはものの、どこの駐車場も満車で、止められた駐車場は、探して行ってみた五個目の駐車場だった
- 賑やかな商業施設に行く時には、その駐車場に空きがあるのか?空いている時間は、どの時間帯か?を考えたとき、早く家を出てしまう。そんな一日
僕たちは、駐車場に止められるかどうかに、車移動における時間や場所の制約を受けているし、止めるための駐車場を探すために沢山の時間も費やしているし、探すための時間は車内の雰囲気を悪くしたりもする。久しぶりに、車に乗ってみて、このような車の"不"を強く感じたわけです。
車購入後の満足度向上のための駐車場サービスのインフラ整備
恐らく、このように思うドライバーは少なくないだろう。車を運転していると感じる不なので、車離脱者の車を手放す遠因になっているのではないか、と思わされるし、どこかに車で行く、という行為の循環を悪くする要因にもなっているのではないか、と思わされる。
そう考えたとき、逆に、駐車場が使い易い、ということが、車利用の離脱の減少や、車移動の潤滑化による消費活動の活発化につながるのではないか、と思い、実は、車購入後の車利用の満足度向上のために、駐車場インフラの整備が、駐車場自体のハード面とは別にサービス面で重要だったりするのかな、と思った次第なわけです。
駐車場にまつわるサービスの直近の動きと、今後について
そういう風に考え、少し調べてみると、こんなサービスがありました。
Googel Mapsに駐車場の空き状況表示機能の追加。まだ、ローンチはしていないっぽい。どのようにその駐車場が空いているかどうかを判別するのか気になるところ。
空き情報だけでなく、駐車場予約をネットで可能にするサービス。ベンチャー企業がやりだしています。
大手も同様のサービスを開始しています。
予約サービスが様々な業界で繰り広げられている中で、駐車場も例外ではない、ということですね。さらっと中身を見てみると、それぞれ、予約可能な駐車場在庫は少なく、しかも、予約時間枠は広くなってます。
駐車場のロケーションの開拓は、まだ序盤といった状況。一方、各ロケーションにおける予約時間枠の進化はなかなか難しいところです。一日単位なら大丈夫でしょうか、時間や分単位だと、不確実性の高い道路や予定の状況により、予約枠からずれる可能性があるので、時間枠の細分化が比較的難しくなってしまい、利用者にとって割高になってしまう。としたときに、駐車場在庫として、駐車場所有者がサービス事業者に在庫を出すことが得策かどうかわからなくなるのかな、と思います(サービスの仕組みがちゃんとわかっていないのと、各駐車場がどの程度の稼働率で売上をあげているのかわかっていない前提ですが)。
とはいえ、スマホと駐車場間のIoTによる連携と、それに伴う予約時間枠の進化がなされると、カスタマとしての使い勝手も、駐車場所有者の儲けも向上し、普及が一気に広がるのかな、とか思ったりします。駐車場の"不"を痛烈に感じる者として、そのような世界観が早く到来することを切に願う今日この頃なのでした。
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