たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

40年の歴史を食す (築地 井上)

めちゃイケのナインティナイン矢部のダイエット企画で、フジテレビのプロデューサーのガリタ氏と美味しい食事をしまくって、太るってものがあるのだけど、そのどの食事も本当に美味しそうで、みていると、こちらも本当に食べたくなる。

 
ということで、本当に食べに行ってみました、の第一弾。テレビでは、オールナイトニッポンの後の朝方に、ニッポン放送がある有楽町からほど近い築地に移動し、築地場外市場での二つのお店で、ラーメンと肉豆腐を食していた。今回は、ラーメン「井上」に行ってみた。

11時くらいに行ったら、既に結構並んでいる。20人強くらい。海外からの観光者もいれば、日本人の旅行者もいるし、頻繁にくる人もいる様だ。一度に10人弱のラーメンを作って待ち人数が減っていくので、結局待ち時間は15分程度(10人弱で5分の計算)。結構寒い日だったので、少し待ったなと思ったが、実際にはそれほどの時間でもないか。

食してみての特徴はこんな感じ。
  • 味は、醤油のさっぱり系
  • 麺は縮れ麺で、おつゆとよく絡む
  • 普通のラーメンしかメニューはないが、薄くて大きいチャーシューが4枚
  • 価格は650円
なかなかコスパが高い一品である。ちなみに、チャーシューはかなりお腹にくる代物で、ほとんどの人が1枚分を残していた。もはや3枚にすればいいのではないか?という風で。ちなみに、写真はこんな感じ。ラーメンと概観。ラーメンは、4枚のチャーシューで埋め尽くしている。概観左下の方が、おやじさん。


実は、並んでいる最中に、後ろの人が私に話しかけてきた。何でも、彼は、40年間、この井上に通っているらしい。別に近所に職場があるわけではなくて、自動車で付近を通りかかった時には立ち寄ってしまうという(自動車が鬼止めされていて、ミニパトに捕まらなければいいけどなぁ、とも話してきた。。。)。彼が言うには、
  • 40年前は価格が500円で、今が650円だから、本当に安い!こんなにうまいのに。もうけがないだろうなぁといった具合だ。なるほど、実感値だけでなく物価上昇率を考えても、相当安いなぁ(日銀HPにある消費者物価指数によると、2010年 / 1965年 = 3.94倍なので、単純計算で2,000円するはず)
  • 立ち食いのスペースの一部は、元々別のお店だったのだが、築地も競争が厳しく、閉店し、結局井上の食事スペースになった。安い価格なのに、井上は客が途絶えないので、順調な商売をしているのだろうね
  • おやじさんは、40年間皆勤賞で働いている。もう身体が染み付いちゃってるねぇ。飽きねぇのかなぁ(と言いながら、下町的な親しみに満ちた顔をしている)
といった具合の話が色々とされていた。私も、せっかくなので話を合わせて、色々と聞いてみた。常連ならではのなかなか面白い話であった。
 
めちゃイケのデブエットで紹介されたお店は全て興味深い。ガリタ氏は相当グルメだ。それらのお店を当たってみるのは面白いと思う。

そして、今回築地に来てみて、築地の活気と新鮮な食材による食事はなかなかステキであることに気づいた。引き続き、築地一帯を開拓しようと思う。こちらの本は、築地の場内・場外に関する食べ所と買い物スポットが地図と共に網羅されていて、かなり使えると思う。