映画「海月姫」は絶対ヒットする(「海月姫」東村アキコ / 能年玲奈)
さて、能年玲奈の初主演映画である「ホットロード」も興行収入が20億円を突破し、及第点を取り、さぁ、次は何だ?というトコロで、映画「海月姫」だということとで、早速予習をしたよ、というお話です。(実は、このさらっと書いた「ホットロード」の件で、猛烈に文章を書いていたのですが、うっかりwindowを閉じたばかりに、おじゃんになってしまいました。ちょっと切なくて復元できなかったっす。)
女性の、人間の繊細さを笑いに変え、前向きにさせる
「海月姫」も原作はマンガでございます。東村アキコの作品。東村アキコてご存知の方は多いのでしょうかね?
- 少し前にテレビドラマ化された「主に泣いてます」。いきなりすいません、こちらは読んでも、見てもいませんでしたー
- 子育て体験を赤裸々にマンガにおさめている「ママはテンパリスト」。かなりリアルな体験記なわけで、自分の子どもが0-2歳児くらいの頃は読んでいました。かなり参考になります
- 連載中の「東京タラレバ娘」。切ないアラサー女子にフォーカスした珍道中的なお話。「海月姫」と交代で連載している
「主に泣いてます」は知らないのだけど、3作品を読んでみると、東村アキコの観察眼てのが鋭くて、それらの繊細なパーツをうまく笑いに転嫁して、前向きな気持ちにさせるストーリーがとても好感が持てるな、という感じなわけです。あ、当然ですが、海月姫は単行本化されている14巻までは全て読みました。なかなか面白いっす。
そんな東村アキコさんは、こんな感じの方です。なかなか美人さんです。
映画「海月姫」がヒットする理由
さて、そんな東村アキコ作品「海月姫」に、能年玲奈が出るのですが、これはかなりヒットすると思います。その理由としては、こんな感じ。
- まず、そもそもストーリーが面白い。ストーリーは、主人公の振れ幅、がキー。海月オタクの主人公が、海月を基点として、ファッションの世界で成功し、彼女自身もキレイになっていく。先の通り、なかなか繊細でありながら、笑いもかなり入れていて、かなり面白い。映画も、ちゃんと創り込めれば、笑いあり涙あり、満足度大な作品になる
- で、主人公に能年玲奈がドはまり、になる。能年玲奈て、インドアな感じで不器用な感じがある。それが、オタクの主人公と重なる部分が多分にあるわけだ。マンガを一度読んで、そのはまり具合を実感したわけ
- 他の主なキャストについても、かなりはまっている。オタク仲間には、池脇千鶴、太田莉菜、篠原ともえ、アジアン馬場園梓。これらが超ヒット。あと、色恋沙汰になる、政治家の家系の兄弟がいるのだけど、兄役が長谷川博己でこれまた超ヒット。弟役の菅田将暉は全く知らないのだけど、他の端役も含めて、マンガの世界観の実現に余念がない
- 加えて、作品の音楽が、ヒャダイン。。。オタクで怪しげな雰囲気と、その一方でキラキラした華々しい雰囲気の両方を表現するのに、ヒャダインは十分なわけであります、はい。
ストーリー、キャスト、音楽。色々な観点からみてみて、「海月姫」は絶対にヒットする、と確信に至った。この映画は、その後ドラマ化もしてもらって、能年玲奈の代表作の一つになるに違いないでしょう。さぁ、年末が楽しみだ。