たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

体力を上げるための3つの具体的な行動

トリンプインターナショナルの社長の吉越さんの本。

吉越さんは、社長時代には、19期連続増収増益を実現したプロ経営者ですが、彼が有名なのは、デッドライン仕事術を代表とする生産性の高い仕事術であり仕事の仕組みについてです。

で、この本は、そのタイトルの通り、体力に関する本なのですが、これも結局、生産性の高い仕事をするための土台として必要なのが体力、という位置づけで、根本的には同じカテゴリの本なのかな、と思います。

個人的にも、生産性の向上を常に考えていて、いかにスピードを高められるかを考えるわけですが、多面的な要素の一つとして、集中力をいかに高めるか、が論点になり、その解の一つとして、体力の向上が打ち手として出てきます。

吉越さんも、要は体力でしかない、と打ち出していて、その論調には共感する次第なのですが、この本がよいのは、では、体力をあげるためには何をすればよいか?の問いに対して、明快に、3つの行動を上げている点です。

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シンプルにまとめてしまうと、よく寝て、よく食べて、よく運動して、ということなのですが、具体的だけどシンプルな内容がこれらに詰まっていて、助かります。

一つ目の睡眠は、8時間とることを言っているのですが、この時間を取らないと、日常的な体力を回復するのに不十分である、と言っています。時間量については諸説あるので結構難しいところで、ごく少数の人は、ショートスリーパーロングスリーパーの体質で短時間、長時間の睡眠時間で良い人もいる説もありますが、僕は、確実に普通の人なので、8時間睡眠をとることを目標にしています。

これだけ寝るために気を付けていることとして、こちらも書かれています。こういうのは、うだうだ言う前に、行動として、まず真似てみればよいのでは、と思います。

  • ベッドは腰が沈み込まない、固いマットレスを使用
  • 肩がこらないように、低い枕を使用
  • できるだけ部屋を暗くするために遮光カーテンを使用、LEDも避ける
  • 睡眠前には、ストレッチを行い、頭の温度を下げる
  • パソコンやスマートホンもご法度

二つ目は、赤身肉を食べよう、という話なのですが、これは、無視しようと思います笑。食事でルーティーンにするのは、よほどシンプルでないと難しいです。僕はできるだけランチでそばを食べるようにした時期がありましたが、近くにおいしくて安い蕎麦屋があったからで、かなりケアができる環境でないと難しいと思います。

食事に関する本も何冊かほかに読みました。ジョコビッチだったりサンフランシスコだかの本など。でも、かなり気を使わないと真似はできないかな、と。そのレベルの行動は、一旦今の自分にはスコープアウトにする方が、体力を失わないかな、という整理です。

さて、三つめは、1万歩を超える、ということで、これは毎日実践しています。少し前に、fitbitで、歩数や睡眠時間を計測することに凝っていましたが、ある時から飽きてしまって辞めてしまっていました。継続するために測ること、っていうのは良い循環なのですが、測った結果の数値の評価が、継続できていること以外になかったのがいけなかったのかな、と思います。

そういう意味では、1万歩が体力増強の基準であるとできる考え方はとても良いと思います。どこまで科学的な根拠があるかはわからないのですが、他の記事で、星野リゾートの社長の星野さんも、1万歩を課していますね。彼も、自分のフィジカルコンディションに相当なケアをするタイプなので、一旦、1万歩を基準に設定してよいのでは、と思いました。

1万歩は少し頑張れば到達できる量で、通常の生活プラス一駅か二駅分早く下車して、歩ければ到達できると思います。それを毎日継続するかどうかがキーであり、Fitbitとのセットで、それらを習慣化したいと思っています。

おわりに

体力を上げたい、上げよう、と思うものですが、この段階では抽象度が高すぎて、その状態を実現するには程遠い状況です。そこから二段階くらい掘り下げたのがこの本であり、3つの具体的な行動に絞られた点がよいな、と思います。本自体はライトでサクッと読める内容なので、気になった方は本も読むことをお勧めします!

佐藤オオキさんの愛好品12コにみる一日の過ごし方

佐藤オオキさんの愛用品12コ

佐藤オオキさんをライバル視しているので笑、佐藤オオキさんのネタを連投しましょう。こちらは、ELLE DECORのUS版で特集されていた記事の和訳版ですね。佐藤オオキさんの愛用品が12コ紹介されています。

www.elle.co.jp

その中の意外なアイテム2つ

元々、ミニマリストの極致な彼で、ムダのない合理主義者で、超人的な生産性を上げる人、というイメージで、生活の隅々まで合理を突き詰めているようにイメージしていました。この12個のアイテムの中には、そんな合理主義者の一端を表しているモノもあるのですが、そうではない意外なアイテムがあったりしました。引用すると、こちら。

  1. いちご大福
  2. サントリー」のウイスキー“季”

1つ目はおやつですね。まぢか、と。日本ではそば、ミラノではサンドウィッチしか食べないのかと思っていたよ。こんな糖分を思わなかった。恐らく、当分摂取による脳機能の回復を目的として・・・みたいに邪推したりしますが、そもそも甘いモノが好きなのだとか。なかなか意外な一アイテムでした。

2つ目がお酒ということで、こちらも意外でした。誰かと飲んじゃ騒げやのイメージはなく、ここで書かれているのは、一日の終わりにお酒を楽しむ、と。一日にそんなひと時を設けているのだなぁ、と。こちらも、斬新なアイテムでした。やはり邪推すると、入眠を容易にするための手段なのかなとも思いますが。

おわりに

超人的な佐藤オオキさんも、遊びの時間、を一日に設けている、というのはFindingsですね。平日とかだとそんな時間すら設けていない、ストイックな生活をしているのかと思っていたので。

そういう意味では、そんな遊びの時間を少し設けることで、忙しい毎日のバランスをとっているのかな、と思います。要は、一日の最適なバランスのとり方、が大事だったりするのでしょう。

一日の過ごし方を最高にするのは、仕事人であり家庭人には、とても大きな論点だったりしますが、彼の愛用品も一つの参考になるのかな、と思いました。

ビルゲイツと佐藤オオキの共通性

昨日のエントリーの時間創出の話の流れで、ビルゲイツの仕事時間の話。人間はみな1日24時間という制約の中で平等な環境にいるわけですが、にもかかわらず、他の大多数ではなかなか届かない存在になった超一流の人はどのような時間の使い方をしているか、というのはとても気になる話だし、参考にしたかったりしますよね。

この記事では、日本マイクロソフト会長の樋口さんがビルゲイツと一緒に仕事をした時の様子を書いています。箇条書きで引用すると、こんな感じ。

  • 普通「おいしいものを食べに行こうか」「ちょっと観光しようか」とかあると思うんですが、まったく興味がない
  • 日本食を食べているのは見たことない。ハンバーガー以外を食べているところを見たことがない
  • とにかく「近いところ」ということで、起きてすぐ仕事ができる所に泊まる
  • 成田からの移動も全部打ち合わせの時間に割かれていた
  • 移動中もずっと質問の嵐というか、質問を浴びせかけられる感じです。「日本の人口はいま何人か?」「小学生は何人いるか?」「中学生は何人いるか?」「そしたらこの製品は何台売れるんだ?」

toyokeizai.net

仕事以外には興味がなくて、有限な時間を仕事に費やしたい、ということでしょうね。日本テレビのAnother Skyで、少し前に、佐藤オオキさんが出ているのですが、彼の生活に似ていますね。佐藤オオキさんの場合は、複数の引用になりますが。

  • 出張先のミラノでは、オフィスから超近いホテルに宿泊
  • ミラノにある観光名所には全く興味がない
  • 食事は、いつも同じサンドイッチを食す(日本では、同じソバを食す)
  • 朝10時から夜中27時まで仕事。デザインするか寝るか

似ている。。。

ちなみに、佐藤オオキさんは、Appleのスティーブジョブズと同様に同じ洋服を毎日着続けている、という行動習慣もありますね。

共通する行動習慣としては、こんな感じでしょうか。

  • 移動や宿泊などの"移動"の時間を極力短縮している
  • 食事時間は決断回数を減らし、集中力を減らさない
  • 仕事以外の事柄に注意を向けない

仕事以外のモノを極力省いて、仕事に最適化した時間の使い方をしている、ということですね。本当に仕事が好き、ということなのでしょうね。