たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

「1年365日本を読む」を一冊で実現する本

「毎日」読書するための仕組み、ではなく、一冊の本

耳寄りなタイトルをつけてみました。結論からお出しすると、こちらの本。「母と子のおやすみまえの小さなお話365」。

子供が少し大きくなると、親としては、教育、への関心が高まると思います。日々試行錯誤ですし、必ずしも正しい解答があるわけではない中、悩ましい論点が目白押しだったりすると思いますが、今回は、読書、について。

やはり、毎日読書する、という継続性は能力開発にとってとても大事です。しかし、「毎日」というのは、読書に限らず生理現象を除くと、何をするにしても難しさはあったりします。その難しさを解決するためにある種の仕組みである習慣化をするわけですが、それらの観点で考えたとき、この本は極めて優秀です。

他にない高ROIの一冊

  1. 本のタイトルの通り、1年365日異なる物語が詰まった一冊
  2. 具体的に、9月16日、と書かれ、その9月16日の物語が1ページにまとめられています(おまけコンテンツもあり、全部で500ページ弱)
  3. 物語は、色々な国の童話や昔話で、「カチカチ山」など著名な物語も多い

概ね、このような特徴がある本なのですが、これらの意味合いは多様です。

  • 毎日異なる物語が用意されているから、次の日の物語は何か?が楽しみになる。これが、毎日の継続性に寄与する。その継続性は、親や子の意識とはほぼ無縁
  • 一日1ページなので、文量は多くなく、負荷は低い。読書することが嫌にはならない
  • 世界各国の著名な本が1ページにまとめられていることで、その本自体への関心が高まり、この本の1ページだけではなく、全ページ、その本1冊を読むことにもつながる
  • そんな読書による興味関心拡大の機会が、1年365回ある
  • 一方、同じ物語を読むのは、また一年先だったりする(もう一度読んで)ので、その頃には、また楽しめるだろう。何年か有用できるのではないか

で、価格が2,000円程度という高いROI。読書に向き合う、としたとき、一家に一冊くらいあって良いと思うのですよね。よろしければ、どうぞ!