初めて自転車を乗れるようになるための1つのアドバイス
初めての自転車と、パパのアドバイザリー
子供は毎日がチャレンジで、1つ1つできるようになっていく。その成長過程は見ていて楽しいし、その成長カーブに自分も負けられない、とライバル心も生まれるコトもしばしば。そのチャレンジのうち、パパとして、協力することがあります。少し前にあったのが、自転車です。
子供が、自転車に乗れるようになりたい!というので、練習に付き合ったのですが、小一時間でしょうか。乗れるようになりました。数日練習したら、玄人っぽい運転模様になって、ヘルメットもちゃんと買って、一緒に道路で運転したりもしました。
子供の初めての自転車、へのパパのアドバイザリー話、が今日のエントリーになります。
ストライダーと自転車。観察から両者の違いを明らかにする
まず、そもそもですが、ストライダーというものを元々やっていました。ペダルがない自転車ですね。これで、ガンガン公園とかで走っていた、というのが出発点です。
ストライダーを乗ることで、自転車におけるバランス感覚やスピード感覚には慣れが既にあったと思います。でも、自転車に乗ってみると、乗れない。でも、乗れない、とは何なのか?を具体的に観察して、課題を見つけることが大事だと思います。なぜ、乗れないのか、と。
自転車とストライダーの大きな違いは、こちら。
地面を蹴って乗るのではなく、自転車のペダルを漕いで乗る
この違いが、自転車に乗ることを難しくしていると考えます。さらに考え続けます。
ストライダーでは、地面を蹴って走っているわけですが、ハンドルだけでなく、地面と足でもバランスを取っているのではないか、と観察します。また、ストライダーでは地面を蹴って加速している、それだけ。これもまた、自転車との違いです。
一方で、自転車はペダルを漕いで走っています。漕がないとスピードが出ないし、スピードがないとバランスをとることが難しくなります。バランスが取れないと焦る、ジタバタする。そうすると、転んでしまう。
など、色々と違いを考えたり、乗れるとはどういうことか、を子供のチャレンジ具合を見て、少し考えていたのが、最初の30分くらいです。この観察と思考が大事なのかな、と思っています。
ブレークスルーのための1つのアドバイス
以上の観察と思考をふまえて、1つのアドバイスを子供に投げかけました。
自転車の最初の地面への蹴り出しをすっごく強くしてみて
このアドバイスが、ブレークスルーポイントになりました。このアドバイスが起点となり、このようなプロセスが回り出し、乗れるようになりました。
- 自転車の最初の蹴り出しを強くする
- 初速に勢いがあるので、最初は自転車を漕がずにバランスがとれる(この状態は、ストライダーと一緒の状態で慣れたものなので、ハンドルもうまく効かせられる)
- バランスがとれているので、余裕を持ってペダルを漕げる
- 1-3で何回か漕いでいると、ペダルを漕ぐことも上手になる
- 自転車に自由に乗れるようになる
2. 以降のプロセスを循環させるのが、1. の最初の地面への蹴り出し、であり、これが重要ということです。ストライダーの経験がない場合は、ハンドル捌きやバランスの取り方の練習も必要になりますが、どちらにせよ、1. が要だと思います。
おわりに
仕事も遊びも、ボトルネックであったり、真因があって、それを潰せば、できるようになるのですが、自転車を乗れるようになるためには、最初の蹴り出し、がキーだったようです。もし、お子さんが自転車にチャレンジされるタイミングでしたら、このアドバイスを試してみてはいかがでしょうか。