たけしの華麗なる消費生活

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大島優子は、紅白歌合戦を最後にすべきだったのか? (大島優子)

大晦日の紅白歌合戦をHDDに録っていて、30分程に短縮してみてました。見た所としては、あまちゃん特集を全て、SMAP、嵐、Dreams Come True、いきものがかり、そして、AKB48を断片的にといった感じで、集中してみました。あまちゃん、SMAP+嵐、についてはまた別の機会で書きますが、今回は、AKB48の大島優子について。

 

紅白歌合戦の場を選択したのは、Good Choice

既に、ニュースが流れていた通り、紅白の舞台で、AKB48の大島優子が、AKB48を辞める宣言をし、2014年から、単独の活動に移行、となりました。AKB48の紅白での楽曲は、「恋するフォーチューンクッキー」「ヘビーローテーション」の二曲。2013年の曲ではない「ヘビーローテーション」を選曲したのは、大島優子がセンターだった曲だから。プロデューサーの秋元康さんの計らいであることは容易に想像がつくところでしょう。

AKB48の曲が終わった後、大島優子が司会者に呼ばれ、辞めることは他のメンバーには言っていなかった、というお話がありましたが、これが「AKB48」ということでしょうか。ビッグサプライズは、本番まではシークレットにしておく。まるでAppleの新商品発表のようですが、ファンを驚かすには、まずは身内から、ということで、このようなスタンスは一貫しておりますな。

とはいえ、個人的には、紅白歌合戦で、辞める宣言をしたのは、いかがなものか?という印象があります。

  • その年の旬(一応)な芸能人が集まる場であるため、大島優子に対するスポットライトが相対的に弱くなった
  • それもあって、大島優子が辞める件に割ける時間はわずかで、ドラマ性が少し弱くなってしまった(ビッグサプライズでは勿論あったが)
  • 紅白歌合戦は、AKB48だけのためでも、大島優子の場でもないわけで、「この場をお借りして」と切り出したのは正しいのだが、ちょっと場違い感があった

というのが、個人的な印象でした。

でも、この機会に宣言をしておかなかったら、2014年の総選挙前に、AKB48を辞めることを宣言するくらいしか、他に選択肢はない中で考えると、全国の半分近くの人が見ているだろう紅白の場を選択したことは、そこまで悪くなかったとも思います。2013年は、AKB48の黄金時代の面々が次々に辞めていった年だった、という意味でも。

 

大島優子は、AKB48、芸能人、そして、仕事人の見本

ということで、AKB48は、トップメンバーがほぼ入れ替わったことになりました。AKB48の世代交代は、おにゃんこクラブで果たせなかったことから、秋元康さん的には、盤石の準備をしてきたわけですが、どうなのでしょうかね。指原莉乃、渡辺麻友、松井珠理奈、島崎遥香、川栄李奈、横山由依、渡辺美優紀あたりが、2013年を通じて、存在感をあげてきていますが、今回は触れないでおきましょう。

それよりも、大島優子が抜けるっていうのが、結構大きいな、と思うわけですね。彼女は、AKB48の大きな柱だったな、と。あくまで、テレビを通して持った印象でしかないわけですが。与えられた機会に対して、常に全力で向き合い、最大限の貢献を果たそうという姿勢であり、芸能人としてアイドルとして、ファンの期待を超えるような振る舞いというのが一貫して保たれていたなと思わされたため。

こういった姿勢や振る舞いというのは、いちAKB48、いち芸能人という枠を超えたプロフェッショナルとして、価値のある部分だと思うのですよね。そういう意味で、AKB48は、手本となる大きな柱を失ったのだな、と思ったわけです。

 

AKB48ウォッチャーではない

そんなわけで、AKB48を辞めた大島優子も陰ながら応援したいと思いますが、どちらにせよ、私はAKB48ウォッチャーではありませんので、そこのトコロ宜しくお願い致します。