アーティストのCharaと、母親のChara
Charaと僕
結構前のアナザースカイが、CharaのNew Yorkでした。アナザースカイはHDDに録画してて、興味のある方の時に見ているのですが、Charaの回はとても印象深かったです。
映画スワロウテイルの時は、僕は学生時代であり、ある種、青春時代でもあったりして、勿論Charaはその頃から知ってます。幾つかの曲はヘビーチューンで聴いていたし、カラオケで誰かが歌っているのを聴いていました。浅野忠信と結婚し、離婚し。所謂アーティストだよね、そんな距離感です。
アーティストであり母親であるCharaの変化
そんな彼女がNew Yorkに行き、語っていたのですが、後半に母親になることでアーティスト活動が変わった話をしてて、それが印象的でした。
独身の頃は、人と違う言葉をいかに使うか、人と同じじゃないモノがいいって思ってた。でも、子供を持ってからは、シンプルなその辺に落ちてる言葉がすごい大好きになっちゃって
アーティストであり、自分で作詞をする彼女ですが、子供が生まれる前と後で、詞の使い方が変わった、という件でした。そして、ここにすごく共感したのでした。
子供を育てることは、当たり前の毎日が当たり前でなくなること
自分で書くのもなんですが、自分はあまのじゃくで、something new, something differentを大事にする人だと思います。基本、それは変わりないのですが、子供が生まれる前と後で少し何かが変わったのかなと思いました。
子供が生まれる前は、分かりやすい違いを求めていて、世の中を変えるような何か、違いを生み出したいと思っていました。今もそれはあるのですが、子供が生まれた後は、当たり前の毎日の中にある違いに気づき、何かを変えたいと思い出したのです。その前は、他にはない何かを求めていたのに、それはそこまで求めなくなりました。
多分、子供が生まれて、彼と過ごし始めたことで、毎日の見方、捉え方が変わったのかな、と思います。一日一日の変化に敏感になり、当たり前の毎日が、当たり前でなくなったのが子育てだったりするのかな、と思います。
ちいさなちいさな彼や彼女らと過ごしていると、彼や彼女らの目線になり、世の中を新しい目線で見直すことになります。そうしたとき、当たり前の毎日がなんだか楽しくなったように思います。当たり前に過ごしていると気づかないような小さなことが、今までは素通りしてしまったような小さなことが、なんだか楽しいことに思えてきて、そして、そんな小さなことに気づくことが人を少し変えたりするのかな、と思うようになったのでした。
おわりに
Charaの変化と僕の変化は正確には違う話なのですが、そんな変化を気づかせてくれたアナザースカイのCharaの回でした。子供が生まれ、子供を育てることは、その親を変えること、変化を起こすことだなぁ、と改めて思ったのでした。