たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

純化した仕事への姿勢 (「ウィニング 勝利の経営」ジャック・ウェルチ)

20世紀最高の経営者

今更感満載なのですが、20世紀最高の経営者とされるジャックウェルチの本を読みました。色々思う所はあるのですが、ポジティブな部分だけを切り出して、一つのエントリーにしようと思います。ビジネスパーソンとしての価値観としては、共感する部分も多い。

 

純化した仕事への姿勢

世界でトップをとる経営者の仕事への姿勢には感慨深い部分があります。なんというか、ぴしっ張りつめた感じというか、純化した感じというか。なかなかの見習う部分だな、と。そんな箇所を幾つかピックアップしたいと思います。

 

ビジネスで勝つのは最高だ。なぜなら、会社が勝っているときには、そこで働く人たちも成長し、大きくなる。もっと多くの仕事やチャンスが誰にでも生じてくる。

成長速度が鈍ってきた会社にいた頃やコンサルの仕事をしていた頃に、この考え方が身に付いた。成長していないと、ポジションはなくて、成長のための仕事は少ない。成長が鈍化した仕事に携わるのは、エキサイティングとはほど遠く、面白いことは少ない。

だからこそ、成長を志向しないといけないし、そのためには、勝たないといけない。勝たないと成長することはできない。そのことをガチで考えながら、仕事に打ち込むことができるかどうかは、大きな分岐だと思う。

 

毎日がチャレンジ。仕事で成長するチャンスが毎日やってくる。なにせ、完全、ということはあり得ないのだから。出来る限りのことをやればいいのだ。

これは、最近感じていること。つまらない仕事なんてない。目の前の仕事にはどこかに課題があって、その課題を解決するために自分がいる、ということ。自分が創意工夫する、改善する、頑張ることで、目の前の仕事の結果は大きく変わる。

完全、ということはあり得ないのだろうか?あり得るのかもしれないが、完全は変わる。最高は変わる。次の瞬間なのか、次の日にか、それらは変わるものだ。自分たちや置かれている環境も変わるので。

そうした時に、自分たちが、完全に到達すること、完全に到達し続けること、というのは難しさを感じるし、逆に、そこに到達するために、その道程で難しさをクリアしていく創意工夫や改善には面白さを感じざるを得ないのかな、と最近思っているのですよね。そういう意味で、とても共感させられる。

 

何をしているときでも、それに集中するように

これは、彼が二回の離婚歴の中で、感じたコトだったように思うが。要は、仕事をしている時には仕事のことに集中し、家族といるときには家族と集中する、ということ。目の前のコトに集中する、ということだ。

僕も、よく自分の振り返りをしているときに感じることでもあるのだけど、目の前のことに集中しないと、効率が悪くなるのですよね。重要度の低い仕事ならば、パラレルに仕事をしても良いが、重要度が高いであったり、難易度が高い場合には、集中しないと効率が悪い。完了させるのに、より時間がかかってしまうし、相手がいることには、相手の信頼も失いかねない。集中力てのがキーなのだな、と。