たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

その一言一動が心を動かす (築地 寿司清 新店)

ということで、毎週築地に食事に行くことにしております。今回行ったのは「築地 寿司清」。こちらは、色々な街に店舗があるので、何を今更、という印象を持った方もいらっしゃるかもしれない。私自身、渋谷や銀座等にある店舗には何度も行っている。でも、店舗名称にある「築地」にある寿司清に行ってみたかったのだ。

行ってみると、結論としては、良かった。味も美味しい(7段階評価で5.5くらい)のだけど、ホスピタリティ(気配り)面が大きく寄与している。例えば、こんな感じだ。

  • 客引きの段階で違う。築地場外の道を歩いていると、20代前半の女性が店前で客引きをしていた。私たちが子供連れなのをみて、座敷で直ぐに座れるメッセージを的確に発する。子供連れの方ならわかるが、バギーを押しながら混んだ道を行き交うのは容易ではない。そのメッセージを聞いて、私たちは直ぐにお店に入ることを決めた
    • ちなみに、客引きは、お客さんがあまり入っていないからするケースがあるが、この場合は異なる。11時過ぎにも関わらず、カウンター席は満員で待っている人が沢山いた。入り口のドアを自分で確認すると、入れないと通常判断してしまうが、実は座敷席が空いていたというわけだ。この座敷席をちゃんと埋めて、席の稼働率及び回転率を確実にするためには客引きは必要。座敷席分(未埋)×回転数を考えても、社員一人を客引きに張り付かせるのはROI的にも悪くないのだろう
  • 座敷は、通常座布団がしかれている程度だが、殿様のように座るイスがある。中座?!とでも言うのか、普通に座るのではなく、ちょっと座る様なイス。足を伸ばせるので、畳に直接座るよりも断然楽だ
  • 子供分として注文したかんぴょう巻の到着が早い。これは意識的に早くしていると思う。大人分の握りよりも、子供分の巻物を優先的に作ったということ。これにより、子供が待ちきれずに駄々をこねることを防ぎ、快適な食事時間を実現している
  • お店の人のアドリブもバランス感覚の優れた絶妙な加減を有している。最初のメニュー配布段階で、仲居さんが軽く子供に触れる(「男の子?女の子?あらー、そうなのー。みたいな」)。会計はカウンター付近であったが、職人の方がすかさず子供をいじる。会計でのクレジットカード処理時間すら退屈させないのだ
好きです、「築地 寿司清」。特別高くない価格帯でありつつ、十分な美味しさと、期待を超えるホスピタリティを有しているわけですな。これは、選んじゃうことになります。