たけしの華麗なる消費生活

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日常にある愛を見つけ、育てる脚本家

北川悦吏子さんのアナザースカイ

1/18のアナザースカイは、北川悦吏子さんでした。僕はアラフォーなので、彼女が書いたドラマのど真ん中世代。ロングバケーション愛していると言ってくれビューティフルライフオレンジデイズ・・・書ききれないくらいの彼女のドラマを見てきた。

動いている北川悦吏子さんは初めてみたと思うけど、実にチャーミングな雰囲気をお持ちの方だった。なんか友達になれそうな感じ笑。でも、アナザースカイを見ていて、衝撃的だったのでした。大きく二つ。

自分に起きたことをどのように捉え、活かすか

彼女は、4-5年前に片耳を失聴したが、その時の経験を基に、連続テレビ小説半分、青い。」を書いている。主人公も、彼女同様に、片方の耳を失聴していて、雨で傘をさしている主人公(幼少時)鈴愛に母が言うセリフ。

鈴愛の左側は、いつだって晴れやね

失聴は悲しむべきことだろう。しかし、それを悲しむべきことではなく、前向きに捉えて、いかしていくセリフだ。僕はこのセリフを初めて知ったから(最近朝ドラはご無沙汰で)、アナザースカイを見ていながら、泣いてしまった。

生きていると色々なことが起きる。自分に起きたことをどのように捉え、人生に活かしていくか。それをうまくやっていくことができるならば、人生をより彩り豊かで幸せにすることができるだろう。そんな風に思わされた。

秋風先生のセリフには、誰かに何かを創るときの本質がある

もう一つは、主人公の師匠である豊川悦司のセリフ。

リアルを拾うんだ

想像は負ける

好きなやつがいたらガンガン会いに行け

空想の世界で生きてるやつは弱いんだ

心を動かされることから、逃げるな

誰かに何かを伝え、その人を動かす。それを実現するために、何かを創るのだけど(ドラマでも、商品でもなんでも)、より沢山の人を動かすためには、その創作活動、その素材において、想像に任せてはいけない。自分自身が実際に心動かされた経験、そこにあるパワーを活かして、何かを創るべきだ、という意味かなと思った。

賢い人は、論理とか想像とかで何かを創るだろう。ひょっとしたら効率が良いかもしれないのだけど、そこに、どれほどのパワーがあるのか。どれほどの沢山の人の心を動かすことができるのか。

そうではなくて、まず、自分自身の心が動かされないといけない。自分自身が本当に心動かされたならば、それを基に何かを創ることで、また違う誰かを動かすことができるのではないか。何かを創る人にとって、とても大事な考え方であり、セリフだなと思った。

ビジネスの世界だと、トヨタの現地現物現実の三現主義とか、IDEOのプロトタイプとか、モノ創りで大事な考え方があるけれど、それと同じだな、と。生温かくて、すごく心に残る。それが、北川悦吏子さんのセリフかな、と。

おわりに

それにしても、時代を創るドラマを書き続けられるって、こういうことか、と。なんだか、感動した回でした。お身体の調子が悪いようですが、ムリせず、これからもステキなセリフとストーリーを創り上げて欲しいと思います。