たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

最近のクレジットカード決済端末の雑感

支払方法を一気に進化させたマクドナルド

基本、僕は、クレジットカードかnanaco電子マネーで買い物の支払いは行うことにしているので、現金を使うことは極めて少ないのだけど、それでも、これまで現金払いをしていたのがマクドナルドだった。

小さな子供を持つ家庭は、おまけ?!つきのハッピーセット欲しさなのかはわからないが、マクドナルドでランチをするケースが多いと思うのだけど、そのマクドナルドの支払いは、随分長いこと現金か、DocomoがやっているiDくらいだったのだけど、最近、一気に多様かつ利便性の高い電子決済端末を導入している。

キラー機能としてのクレジットカード払いのプロセスイノベーション

これらは、Panasonic製の端末だ。この端末は、セブンイレブン等にある端末と同じく、電子マネー等の決済はかざすだけでできるのだが、この端末の素晴らしいのは、クレジットカードも差し込むだけで決済ができる点だ。

クレジットカードの利用率が一定を占める中、多くの場合は、パスワードかサインが必要になっているのだが、この端末は差し込むだけなので、いちカスタマーとして、面倒が非常に少ない。そして、お店側としても、とてもうれしい。

マクドナルドの高い生産性に適う機能を実装したPanasonic

なぜ、マクドナルドが、これまで、電子決済に前のめりでなかったか、というと、カスタマー目線と同じなのだが、カスタマーがクレジットカード支払いのためにパスワードやサインをする時間が、マクドナルド目線でもムダだったからだろう。

彼らは、ファーストフードの業態を営んでいるわけで、速さ、をウリにしていて、カスタマ目線での便益だけでなく、店舗の生産性として利益率を高める意味合いを持っているのだけど、クレジットカード決済だと、そのパスワード入力やサインの時間がカスタマ数が掛け算でヒットしてしまうことで、単位時間当たりの売上の毀損、つまりは、店舗当たりの生産性を低下させてしまうわけだ。

しかし、Panasonicの端末は、そんな生産性の低下に伴う売上棄損を防ぐ仕様を装着したのですね。ちなみに、同様の潜在課題を持つコンビニの一角を占めるローソンも、同様のPanasonic端末に切り替わっています。今後、決済端末市場におけるPanasonicの台数シェアは高まっていくのではないでしょうか。

当たり前にあった、大きな不を解決したプロダクトの好例かな、と思いました。