たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

毎日子供と一緒に本を読む、という習慣を創る

マッキンゼー出身のワーキングマザー 川本裕子さん

マッキンゼーで活躍し、今は早稲田大学大学院の教授である川本裕子さんによる、「親子読書のすすめ」。彼女は、日本で最も多忙なワーキングマザーの一人だと思いますが、彼女が、子供と一緒に読んだ本というだけでも、とても興味深いですし、コラム的な形で、彼女のお子様方が小さかった時の苦労話や工夫話も興味深く読るのが、こちら。「親子読書のすすめ」

 

 

親子で読む本のキュレーション本

親子で読む本について彼女目線でまとめているのですが、今風の言葉を使えば、キュレーション、のようなモノになるのでしょうか。具体的には、季節や月別に本を厳選し、概要を紹介されているので、本リストの一つとして、何か良い本がないかな、と思った時に、当該月を中心に探してみて、子供の興味が持てそうな本を選んで、買ってみたり、借りてみたりしたら良いと思います。

寝る前に子供と一緒に本を読む。毎日。

この本の背景としてあるのが、夜、寝る前に一緒に本を読むという習慣。毎日最低一冊は一緒に本を読んでから寝る。この習慣により、母と子が同じ時間と空間を共有し、同じテーマについて一緒に考える機会を定期的にもうけることが出来るのは、母子の関係において、とてもポジティブだと思いました。

加えて、この習慣により、毎日物語りを読んで、その物語の内容について考えを巡らせることになるわけですから、子供の言語能力や思考能力を鍛えるのにもとても役立つと思います。良い習慣ですね。

超ワーキングマザーの苦労話も

彼女がワーキングマザーど真ん中の頃の話(今では、中学生や高校生になっている模様)は、どんなに優秀な人でも、子育ては大変なんだな、と勇気付けられますね。子供との時間、そして、家族との時間を大切にしながら、仕事も頑張るわけですが、時々心が折れることもあるでしょうが、そんな時には、こんなことで頑張れるようになれる、みたいな話で、小さな話なのですが、良いですね。

僕たちはワーキングマザーではなく、ワーキングファザーなのですが、このような働く親である大先輩な彼女の苦労話を読むと、仲間だね!と勝手に思っちゃいます。読んでて、うれしくなるし、勇気付けられた。

そんな位置付けとしても、この本は読む価値があるのかな、と思います。