たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

集中するためのすることリスト

なかなか侮れない、メンタリストDaiGoの学習能力

メンタリストDaiGoがたまにテレビに出てきますが、どうもうさんくさい。そのコミュニケーションがあるから、だから何だ、とも思うわけで。だからですが、別にそこまで関心を持って、彼をウォッチしていたりはしていなかったんだけど、タイトルに惹かれて、サクッと読んでみたのが、こちらの本。

読んでみると、彼は、なかなかの野心家であり、能力開発への執着心が相当なレベルということがわかり、少し見直しました。書いてあることは、沢山の本を読み、理論を踏まえながら、彼が実践してみて、よかったことがまとまっているのですが、僕がもともと実践したこともあれば、そうではない新しいこともあり、結構面白かったです。

集中するためのすることリスト

ということで、特に、ひっかかった部分を引用・加工して、箇条書きしておきます。

    1. 無意識のうちに、攻める、という行動を繰り返す。筋肉と同じ。セルフモニタリング効果といい、自分で自分の行動を客観的に観察して、うまくいった・いかない、を評価し、そこからの達成感や反省を行動に活かす
    2. まとまった時間は短く切り、飽きる前に焦らす。そうすることで、最低限片づけないといけない仕事量と処理にかかる時間を意識し、発想が変わる
    3. 集中力が高い人は、自分の集中しやすい環境にこだわり、入ってくる情報やモノ、言葉ですら選び取っている。作業スペースでは、スマホやケータイ、そしてもモノを片づける、引き出しの中に片づける。注意をそらすものを断捨離する
    4. 勉強机にモノを置くならば、水色が最適。水色が学習に適した色。色彩心理学で理論化されている。何かをインプットするには、静かな場所の方が適している
    5. 15分に一度立ち上がるだけで、脳がクリアになる。イスに座る時間を削ることが大事。立っているときは、座っているときに比べて、認知能力や集中力、判断力も大きく上昇する
    6. 間食の時間は血糖値のカーブに合わせる。午後の眠くなる時間の前にヨーグルトを食べ、コーヒーを飲み、10分ほどのパワーナップをし、再び仕事にもどるサイクルを取り入れている
    7. 判断や決断を減らすこと。高い集中力を発揮しなければならなかった仕事も、習慣化することで、集中せずに処理できるようになる。行動することによって疲れるのではなく、小さな意思決定をすることで疲弊する
    8. 運動する習慣には、脳そのものを強化し、疲れにくくする働きもある。運動には人の感情をポジティブにする働きもある。軽いエクササイズは、激しい運動よりも効果が高い。1駅分のウォーキングが良い
    9. できる人ほど良く眠る。人の脳は寝ているときに回復し、学んだことを記憶に定着させる。寝る直前に覚えたことは、余計な情報が入りにくいので、記憶に残りやすい
    10. 目を温めると、目の周りの筋肉の血流が改善される、目の疲れが軽減される
    11. 起きてから2時間が生産性のピーク。朝は誰にも邪魔されずに、人生のタスクと向き合うべき

僕自身が経験則的意識的に、または無意識的に実践していたことが多かったのですが、そんな中、ちょっと面白い概念だったのが、5と11です。

5は、座るのではなく立つことが大事、という話です。仕事をしているときは、30分または60分の会議が多いわけですが、その間は、ずっと座りっぱなしなわけで、実はイマイチなやり方なのでは、と思った次第。昔、一緒に仕事をしていた、いけていた人は、良く会議中歩きながら考え、話していたことを思い出しました。スティーブジョブズもよく散歩会議をしていたとも聞きます。意識的に、この性質を活かせたら、と思いました。

11は、なんとなく、朝は集中力があるよね、と思い、14時くらいまでがシャープかな、とか考えていましたが、起きてから2時間がピークということで、少し仕組みを変える必要があるかな、と思いました。この2時間を何に充当させるか、を決めておくこと。それがさらなる生産性向上のキーなのかな、と思いました。

おわりに

時間は有限で、やりたいことは沢山あるわけです。何をするかの厳選もあれば、何かをしているときのスキルやケーパビリティの向上もあるわけですが、それらの回転速度を上げるための集中力の向上も必要かなと思います。

そういう意味では、この本は、そんな集中力向上のヒントが詰まっており、DaiGo、侮れないな、と思わされます。ぜひ、自分の集中力であり、自分の生産性向上に興味があり、ヒントが欲しい方は読んでみてはいかがでしょうか。