たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

デバイスの脱ALL IN ONE化

僕が新卒で入った会社は幅広いカテゴリを揃えるグローバル電機企業だったのですが、2000年初頭だったその頃は、全てがケータイに機能集約される、要は、ケータイにALL IN ONEになって、ポケットシェアを独占するだろうと議論していました。

2017年の今では、スマホになっていて、Webブラウザではなくアプリとして、様々なサービスが手の中にあるわけですが、サービスだけでなく、デバイスもスマホに一元化している人は多いと思います。

僕自身も、スマホ一本化派の人で、kindle等の電子書籍やらiPad等のタブレットやらデジカメ等をカバンの中なのかポケットの中に入れるとかって選択肢は基本なくて、ミニマリスト気取りをしていたりするわけなのです。

一方で、最近巷を賑わしている生産性向上の概念があるわけですが、最近思うのは、ALL IN ONEは、生産性向上を阻害するのではないか、ということです。何を言っているか、というと。スマホですることというと、

  • 何かを検索する
  • 何かの記事を読む
  • 何かの本を読む
  • 何かのサービスを使う
  • メールを読む
  • メールを書く
  • 写真を撮る
  • 写真を見る
  • 家計簿をつける
  • ・・・

箇条書きで書くと、こんな感じの内容になるのですが、これらの行動の日常を俯瞰的に振り返ってみると、生産性が低いと思われることが多いわけです。

  • 何かを検索するのは、タイピングの速さも検索結果の情報の捕捉もPCの方が速い
  • 何かの記事を読むのも、画面が大きく、どこを読めばよいかを捉えやすいPCの方が、求めている情報を収集しやすい
  • 何かの本を読むのも、何かのメールを読むのも書くのも、同様に生産性は低い
  • 写真を撮るのも、スペックは低い(それでOKの場合も多いわけですが)

ということで、生産性を重視するビジネスの観点では、スマホはPCと比較して生産性が低くて、僕は基本は歩きながらメールを読むくらいはしますが、基本はPCに寄せた運用をしているし、デジカメも最近は利用するようになっています。

そんなデバイスの利用方法の変遷について、生産性観点でチャートにするとこんな感じかな、と思います。

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一方で、隙間時間に気軽に何かを得るとか整理するのには良い点もあるのですが、隙間時間には本を読んだり、何かを考えたり、何かを書くことに時間を費やすことにしている僕としての相性も少し悪いかな、と最近思ったりしていて、本当に、少し気晴らし程度に、何かをチェックしたり、何かを検索したり、何かを記録する程度になっているのですよね。だから、スマホに高い通信費を払う必要性がほぼなくなってしまって、UQ Mobileに変更しても、まったく困らない感じになってしまっています。

冒頭の話に戻ると、スマホによるALL IN ONEには限界があって、何かを犠牲にして成立している、と思っていて、それって、生産性だったりするのですが、僕は、その生産性を犠牲にしたくないので、脱ALL IN ONEな最近になっている。そんなお話の紹介でございました。