たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

マクドナルドは復活するのか?

結論から言うと、マクドナルドは復活する、ということ。

 

直近の売上と客数。5月はどうか?

まず、直近の売上や客数の推移について。

Welcome to McDonald's Holdings Japan

最新の5月号はまだ更新されていなかったが、4月号でも、売上減や客数減の前年比が少なくなっていることがわかる。商品は変わらない中だったが、この時点で、止血がされつつあるのではないか?と推察される。

しかし、5月は、25日に下記の新商品が出ている。その時の売上や客数の動きはどうなっているのだろうか?5月の最終週からの変化点ではあるが、その影響値である数字の値は超注目だ。

 

復活に向けた新商品の投入

で、この5月に新商品が出た。ベジタブルチキンバーガーやサラダの商品。

www.mcdonalds.co.jp

カスタマーの中で健康志向高まる中で、逆行した商品ラインアップしかなかったマクドナルドが初めて武器を手に入れた、といった形か。セットメニューでは、ポテトではなく、サラダを選ぶこともできるようになっている。

最近、というか今日、ランチでマクドナルドに入ったが、セットメニューでポテトではなく、サラダを選択する人が実に多かったのは印象的だった。

 

家族連れを呼び戻すプロジェクトも

そして、ホームページを覗いてみると、こんな企画もされている。

www.mcdonalds.co.jp

放送作家の鈴木おさむがプロジェクトをリードしている。要は、ママ目線で安心できるマクドナルドを一緒に創っていく、という企画だ。オペレーションであり商品開発にフォーカスしつつも、それは、マーケティングだったりもする、という企画だ。

家族連れのカスタマーを呼び込むことは大事。そのキーは、お店選びの決定権を持ち、家のお財布を握る母親であることは明確。その母親を呼び戻すためのプロジェクトという位置付けだろう。

 

カスタマーマーケティングの強みは甚大

マクドナルドの評判が地に落ちたのは少し前の話。僕自身、お店に入らなくなったのだけど、最近は少しずつ入るようになっている。最悪の印象が、時間が経過するに連れて、少しずつ薄まっているわけだが、その経過する時間の中で、マクドナルドは、カスタマー分析を粛々と実施し、カスタマーの離脱要因の特定と打ち手の具体化をしていたことは容易に想像がついて、それが、最近我々の目に入る段階になったと見て取れる。

ということで、タイトルと冒頭の結論に戻るのだけど、マクドナルドは復活する。カスタマーを科学的に分析できるケーパビリティを元々持っているという強みは、甚大なのだと思うのです。