プロフェッショナルの生態 (「プロフェッショナル原論」波頭亮)
世の中には、ガチなプロフェッショナルがいるわけです。この本を書いている、波頭亮さんはスーパーのスーパープロフェッショナルな方。そもそもプロフェッショナルって何?そして、このようなことを考えたり、課したりして、仕事に励んで、自分の能力向上だけでなく、社会に貢献しようと考えている人達がいることをちゃんと認識しておいた方が良いよね、という意味で、備忘録的に書いておきます。
まず、プロフェッショナルの要件(形態的)について。
- 極めて高度な知識や技術に基づいた職能を有していなければならない
- 特定のクライアントからの特定の依頼事項を解決してあげる形式をとる
- インディペンデント、すなわち職業人として独立した身分である
これは、ふむふむ、である。所謂士業の方々のことですね。あとは、波頭亮さん然り、コンサルタント業の方々も勿論含む。
そして、プロフェッショナルの掟について。
- Client Interest First:全ては顧客のために
- Output Oriented:結果が全て
- Quality Conscious:本気で最高を目指す
- Value Base:コストは問わない
- Sense of Ownership:全て決め、全てやり、全て負う
内容の詳細は書かないつもりですが、これらを読めば、プロフェッショナルな人が概ねわかるのではないかな、と。テレビのプロフェッショナル 仕事の流儀、とは少し異なりますが、近しい人は周りにいるのかな、と思います。これらの各項目の上限がヤバい人とかをベンチマークにすると、自分が仕事をする上でも、参考になるのかな、と思います。
ちなみに、本中では、仕事ぷりで睡眠20時間睡眠、とか、プロフェッショナルの良くある特徴等も書いてあるので、あーいるかも、え、そんな人いるの?みたいな感じで読むのもありかと思います。
おまけだけど、最近記事になっていた、波頭亮さんとMITメディアラボの伊藤譲さんの対談が面白いですね。日本人は努力の総量が少ない、と。ピラミッドの最上位レイヤー間の比較だけど、確かにそうだわな。天下一武道会に出ている意識すらない人が多いよね、きっと。