たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

鳩山とイチロー (「桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか」)

サンリオのエースの圧倒的な準備

G/Wにも入ったので、本棚の整理でもしよう、ということで、ライト系の本をさらっと読み返しています。で、まずは、サンリオ常務取締役の鳩山さんのビジネス本。

鳩山さんは、政治家の鳩山家の一族で、イレギュラーな部分は多いのですが、スポーツ選手の様に自分を律して、結果を引き寄せるところが共感できますね。それは、まさにイチローの様。

  • 関心があるのは、会社員として与えられた環境下で、いかに人々の期待を超え、求められる以上の結果を出し続けるか
  • 最高のパフォーマンスをするためには、出来る限り事前に情報収集をやっておいたほうがいい
  • チャンスを引き寄せ、つかむためには、さまざまな方向性を想定し、それらに向けて準備しておくことが必要
  • どんなに勝ち目が薄いと思える案件でも、「いつか絶対にものにしてやる」と思って準備しておくことが1%の可能性の扉を開くことにつながるのです
  • 人にしがみついて、何かを得る努力をする人のほうが成長する

本には、「準備」のトピックスがよく出てきます。チャンスをつかむためには、常務になった今でも、徹夜を辞さずに、徹底的に準備をしていく、っていう。もう1段階掘り下げた準備の仕方のような件が色々と書かれているので、参考になる部分は多いと思います。

 

準備をしないといけない。では、どのように準備をすれば良いか?

準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく。

でも、かのイチローがこのように話している様に、成功をたぐり寄せるための準備は、個人個人もそうだし、テーマによっても、その内容は変わっていきます。だから、

  1. 自分が欲しい何か(成功や結果)を決める
  2. 「何か」を得るための要件を決める
  3. 「要件」をクリアするための行動を決める
  4. 要件が絶対にクリアできるように、行動を繰り返す継続する

みたいなアプローチが必要になります。でも、こうは書いても難しいポイントが残ります。特に、2, 3の部分。

2と3は近い難しさ。何かを得るための要件や、要件をクリアするための行動、は自分で決めるものであって、何が正しいかわからないから。仮説検証のアプローチとか、A/Bテストの様なことはするのですが、経験が結構ものを言ったりする。本当に正しい努力ができるかどうか、という部分。

でも、逆説的に書いてしまうけど、経験だけでは足りないと思うのですよね。では、何か?というと、「想像」の部分。今やっている行動で、自分は本当に欲しい何かを獲得することができるのか?というのを具体的に想像する中で、失敗する可能性を見いだして、それに対応する、ということ。イチローの名言にある、言い訳の材料となり得るものの排除、てやつ。基本的に、毎回新しい何かがあって、それは経験だけでは対応できないので。

本当に成功するかしないかわからない、でも絶対に成功したい、という極限状況てのを自ら創り出して、圧倒的に準備をする、努力をする、ていうのが大事なのだけど、この鳩山さんてのは、それにとてもコミットしているのでした。