たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

ビジネスモデルで、今後の展開の正否が粗方決まる (メルカリ)

相変わらず、ベンチャー界隈はバブっていますね。メルカリが、複数のVCから23.6億円を調達しています。バリュエーションは200億以上では、ということで、どんなバリュエーションなのだろうか、と。

 

メルカリ体験記

ちなみに、少し脱線しておくと、メルカリは前回のCM放映時に、アプリをDLして、実際にディールもしました。とあるブランドのトートバッグが売れました。所感としては、

  • なかなか売れないw。購入者と様々なやり取りをして、ようやく売れたのですが、そのやり取りで消費する時間に対して、売れた価格って、費用対が合わない、みたいな。
  • それを考えると、利用者はあり余る時間を何に使おうか?という20代前半の女子なのか、と(CMの内容からして、そうですが)。M2層に突入した私はサービスとしてミスマッチを起こしているのだなーと、購入候補者とやり取りしながら思いました
  • あと、メルカリを使ってみると、出品者目線で、出品自体はとてもしやすい(他のサービスに比べどれだけか?は分かりきっていないのですが)が、購入者目線になると、有象無象の商品が乱立していて、それらの中から自分が欲しい商品を見つけ出すことは大変だな、と思いました。これも、先のターゲットカスタマではないボク。というのがあるのかもしれませんね。購入者目線でも、その宝の山?から自分"だけ"の欲しい商品を見つけ出して、購入することに価値を見出している人が利用しているのかもしれません
  • また、他の類似サービスのヤフオク!等と比較してみて、どれだけ魅力の差分があるのか、というのも不明でしたね。Tech Crunchの記事によると、メルカリが作成したC2Cのポジショニングマップは、ヤフオクと棲み分けができているように書かれているのですが、本当に棲み分けられているのですかね。そこそこMAUが取れているらしいし、先のバリュエーションがなされるのなら、ある程度はできてるのでしょうが

 

ビジネスモデルとスケーラビリティ

閑話休題。さて、今回の調達は、更にCM投下をするというのと、アメリカ進出にも使うという情報が出ています。アメリカ進出といえば、先日大きな調達をしたスマートニュースが好調です(Gunocyは不調です)。

それの後を追うではないですが、絞ったビジネスモデルを、日本だけでなく、世界各国で、というのは今後も続くのでしょうか。

と、考え方としては、当然良いのですが、グローバルにスケールしやすいかどうか、というのは、結局ビジネスモデルに依存するよね、と思います。スマートニュースは、検索アルゴリズムを中心とした技術がキーであるビジネスモデルであり、スケールしやすいですよね。
他方で、メルカリのようなECは、物流網等の構築やら何やらが関わるので、ビジネスモデルを成立させる要素が多くて、とした時には、それをささえる体制構築も、各国でやらないといけなくて、という具合で、グローバルにスケールしにくいかな、と思います。

まあ、頑張ればできるっちゃできます。でも、スケールのしやすさ、てのは、ビジネスモデルで粗方決まっちゃうのですよね。