論理とは何か?のシンプルな解 (「ストーリーとしての競争戦略」楠木 建)
これまた、「ストーリーとしての競争戦略」からエントリー。タイトルの「ストーリー」は、そういうことを考える会社でorと仕事をしてきたので、実は、あんまり刺さらないのですが、それ以外のそこかしこで刺さりポイントがあるわけです。
で、今回は、「論理」について。
論理的(ロジカル)である、ロジカルでない、とか仕事をしていたら、良く耳にします。随分前から、ビジネススキル系の本として、沢山出ています。でも、何を聞いて/読んで、論理的かどうか、を判断しているのか、というと、なんとなくな人が多いのかな、と思います。そこで、こちら。
論理とは、「AならばBである」というように二つ以上の思考や現象をつなぐ理由づけを指しています。ですから、論理はwhatやhowやwhenよりも、一義的にはwhyを問題にしています。
超agreeで気持ちよい文章の一つでした。so whatとかwhy soとかよりも、すっと入ってくる感じ。
常に答えを持つということ。それは、理由があること。そこには、論理がある。
毎日、誰かとの会話はあって、なんでー?とかって、話の流れでなります。一日に何回そんなwhyのシーンがあるかわからない。ビジネスでなくてもプライベートでも。その時に、常に答えを出せるようになっているべきだと思うのです。わかりません、とは言わないということ。
昔、すげー頭が良い人と仕事をしていたときに、一日に何回もある、whyのシーンで、必ず答えを出してくる、と気づいた瞬間があった。「XXXだから、YYYである」という答えが毎回あった。(このXXXの引き出しが多いことで、YYYのメッセージングの示唆深さが半端なかったのだけど)
その答えが、本当に正しいかどうかはわからない。事実ではなくて、仮説のケースの方が多いだろう。でも、そもそも、「わからない」からは何も始まらない、広がらないのだから、仮説でも答えがあることが大事なのだ。何かを前に進めるためには、答えがないといけない。
いつからか、僕も、答えを出す人でありたいと思って、一日に何回もあるそんなwhyシーンで、勝負している。ここで、冒頭の話とつながるのだけど、結局、理由を担保して、メッセージングするっていうことだけに気をつけている。だから、引用の内容が腑に落ちたわけです。
「XXXだからYYYである」と話すこと。それが、論理的である、ためのシンプルな解だと思うのです。