たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

「働く」人 (「ゼロ」堀江 貴文)

堀江貴文氏の「ゼロ」を読んでみた。その流れで、「稼ぐが勝ち」も読んでみた。堀江貴文氏の今と過去の両方を読み比べることができて、この読み方はオススメかもしれない。

 

結局、今も昔も、堀江貴文氏は、「働く」人、のようだ。「働く」ことで、社会との接点を得て、社会を変えることに面白さを感じることができて、他方で、その取組みの中から、自分のレゾンデートルを見いだしている。

 

でも、これって、多くの人がそうなのではないかな、とも思うのですよね。「働く」ことの意味。要は、「働く」ことの意味を明確に意識しながら働くことができているか、そうすることで、「働く」ことにフルコミットしているのか、できているのか、という部分が違いなのかな、と思いました。

 

  • 新聞配達からはじまり、塾講師、パソコン、そしてインターネットと起業。少しずつ自らの自由を拡張し、「できること」を増やしていった。その過程で本当の仲間も手にいれていった。働くことは、自由へのパスポートだ
  • 人生には、「いま」しか存在しない。過去を振り返っても事態は変わらず、未来におびえても先には進めない。かけがえのない「いま」に全力を尽くすこと。脇目も振らず集中すること。将来の自分とは、その積み重ねによって形成されていく
  • 挑戦と成功の間を繋ぐ架け橋は、努力しかない
  • 物事をシンプルに考え、原理原則に従うこと、そして理性の声に耳を傾けること
  • 1日は24時間しかないからこそ、しっかり8時間眠る。そうすると実質1日16時間しかなくなる。無駄なことはできないし、無駄を省こうとする意識付けができやすくなる。そして、しっかりと睡眠がとれると、日中の集中力が段違いに高まる。仕事の質は、「集中力時間」で決まる
  • 人は、「仕事が好きだから、◯◯に没頭する」のではなく、順番は逆で、「◯◯に没頭したから、仕事が好きになる」のだ
  • チャンスは誰にでも平等に流れてくる。とるに足らない些細な選択の積み重ねによって、人の人生は決まってくる

 

上記は、「ゼロ」からの抜粋なのだが、「稼ぐが勝ち」との重複も多い。「働く」ことの行動習慣は昔からあまり変わらないということ。しかし、読み比べてみると、社会との関わり方であり、コミュニケーションの仕方については、変わってきているようだ。会社としての認知向上のフックとしての「稼ぐが勝ち」とは異なり、失敗と学びを基に、ゼロからもう一度働き始め、続けるといったスタンスからの違いなのだろうね。

 

なんにせよ、「働く」人であり、「働く」ことのプロ、であることには違いありませんね。私は、「ゼロ」を読んでから、「稼ぐが勝ち」を読んだのですが、逆の順番の方が良いかもしれませんね。