たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

目の前の人を喜ばすコトにこだわる (「考えないヒント」小山薫堂)

人を心を動かして、行動を引き起こして、その人の人生を変えることができたら。そんなことを仕事にすることができたらいいなと思う。しかし、事業を通じて、より沢山の人に対して、とか考えてみると、多大なリソースを駆使するために、色々と難しい検討をしながら・・・とややこしくなっていって、手の届かない何かを掴もうとしているのかもしれない、とか少し遠くに目をやったりすることもないことはない。

 

しかし、実は、そんなに難しいことではないのかもしれない。目の前の人を喜ばすこと、その連続であったり、そこが基点となることで、沢山の人を喜ばすことができるかもしれない。そんなシンプルなことを大事にすることの大切さ。そんなことを考えさせられた本、なのかもしれない。

 

 

もう少し具体的に書いてみると。

  • 自分の身体をアイデア創出体質にすることが大切。何かを見ては、オレだったらこうするのに、という「勝手にテコ入れ」してみることを習慣とすることが重要。そして、自分ならこうする、というアティチュードが根本的な部分
  • 関係するが、日常をいかに面白くするかに力を入れる。そこにアイデアであり、時間をかけていく。非常にシンプルな動機付けなのだけど、理にかなっているかな、と
  • 面白いのは、面白くするために取組む対象が、別に営利目的というわけではなく、全然つまらない、お金にもならないことにも手を抜かずに、取組んでいく、という点。しかし、取組んだ一つひとつのコトが偶然的に大きな機会に結びつくこともある
  • 観察するコトや、人と話すコトが大事。アイデアの種はそこら中に転がっている。個人的には観察するコトや話すコトの前提として、感じるコト、気づくコトが大事だと思う。でないと、何も残らないので

小山薫堂氏のコトが気になり出したのは、こないだエントリーしたこちらの番組を見てから。料理の鉄人等のヒット番組やアカデミー賞等をとっていて、とても凄いのに、なんだか自然体で、好奇心やこだわりが人一倍ある感じなのだが、その様がおかしくって。で、その対談相手の佐藤可士和と違いすぎていて面白かった。きっと僕は、佐藤可士和系の人なので、違うアプローチをする人に興味がわいたのですね。

 

でも、実は、アイデアを出すという根本については、佐藤可士和小山薫堂も変わらないのかな、とも思う。最も根本的には、先にも書いた様に、人やモノを観察すること、そして、人が対象だった場合は話すこと、その結果、アイデアの種に気づくことが大事。という部分があるのかな、と思う。