たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

ビターな下積みは隠し味に (Sadaharu Aoki)

昨日、テレビで、Sadaharu AOKIの特集がされていた。元々3-4年前から丸の内の店舗には度々足を運んでいて、当初持っていた勝手なイメージとしては、若いうちから成功を収めていて、女子アナ(元TBS 雨宮塔子)と結婚してて、ちょっと調子にのった方が、Sadaharu AOKIという人なのだろうな。でも、そんな勝手なイメージとは違って、色鮮やかかつ繊細な造りであるケーキはオサレかつ美味しくて、幾つかあるオサレ系スイーツの中では、特に好きなブランドの一つ。って感じだった。

 

しかし、テレビ放映は、そんなイメージを裏切る内容であった。実は、結構な苦労人で、パリに23歳で渡ってからは、6年間皿洗い。その後、3つ星レストランで働いても、自己主張が激しくチームで動けない、という理由でクビになる、など厳しい経験をしてきた。最終的には、パリの自宅で焼いたパンケーキを日本で通販的に販売することで、300万円貯め、33歳で自分のお店を出店。そこから努力を続け、店舗を増やすと共に、パティシエだけでなく、ショコラティエにもなって、最近はパリで名誉ある、パリ市長賞や最優秀パティシエ賞等を受賞している。

 

(余談だけど、雨宮塔子と結婚したのは、彼が有名になる前の2002年(やっと一店目を開業した頃)のことなので、彼女目線で言えば、パリのトップパティシエと結婚したわけではなく、そこから、立派なパティシエ&ショコラティエを育てたっていうことになるわけで、スゴイ目利きと言えるかも。無駄に「チューボーですよ!」の初代アシスタントではない、っていう)

 

テレビ特集を通じて、思ったのは、ネアカで、苦労を全然見せない感じ。他方で、健全な上昇志向は強くて、良い意味で結果に固執していて、非常に努力家。苦労しただけあって、商売気質でサービス精神もあって、結果を得るためにはなんでもやる、という行動的・情熱的な部分を持ち合わせている模様。そして、全体的にとてもチャーミングな印象であった。

 

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ということで、早速、久し振りに丸の内の店舗に行ってみた。テレビ放映があったせいか、カフェスペースは今日は営業されていなくて販売だけになっていて人が溢れていた。9割が30代前後の女性客で、テレビでフォーカスされていたせいか、ショコラを買う人が多い模様。彩り鮮やかなBonbons chocolatなどが売れに売れてましたな。

 

私たちは、ケーキを購入。写真はこちら。デリケートに複数の味や素材が甘く混ざり合っていて、大変美味しゅうございました。とてもハッピーな時間を過ごすことができました。洗練されたロゴが好きなんだけど、加えて全体的に曲線で形作っているステキなパッケージも一緒に掲載〜。やっぱSadaharu AOKIは鉄板だわ、これ。