たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

肉とおもてなし (大門 牛の蔵)

私はホスピタリティには、うるさい方だ。なぜか?と考えてみると、学生時代に飲食店で働いたり、クリスマスにケーキを販売したり、と接客業を経験してきたし、新卒で直ぐに国内営業の統括業務をしていたので全国津々浦々の営業マンの方々の礼儀作法の洗礼や現場でクライアントや最終顧客と接していく中で一つひとつの言動がビジネスを円滑にするし、最終的にお金を継続的に頂くことに繋がる、ということを知ったという実体験が大きく影響しているかもしれない。

 
しかし、普通に生活をしていると、おもてなし、がない人に遭遇することが多い。仕事をしていても、消費生活をしていても、ただ何となくの活動をしているだけで、相手が何を考え、求めているか、相手の背景には何があるか、を考えて、活動している人は少ない。何を提供するか、の前にこれらのことについて、感じ、考え、ときには、想像してみないと、相手の心を動かすような何かを提供することはできないのだが。
 
と、いきなり難しい話になったが、クリスマスイブに、大門の焼肉屋「牛の蔵」に行ったお話。今日のお肉は、グランドチャンピオンという賞を取ったお肉らしく、実にクオリティの高いもので、メニューの一部(赤み系)が用意できなかったりだったんだけど、ロースやカルビ等、脂がノリにのってて、素晴らしく美味しかったわけですね(後半に写真有り)。
 
で、ただでさえ、非常に美味しい焼肉だったのだけど、それに加えて、接客が素晴らしかった。これぞ、おもてなし、というヤツだな、と思った訳です。
- 超聞き取りやすい、音節音節でメリハリを効かせた話し方(しかし遅すぎるわけではない)
- メニューの内、今日だけの変化点について、適切な量の説明を提供
- 一枚目か二枚目のお肉を食べ終わった後に、早々に網を交換
- 烏龍茶を飲み終わったら、直ぐに、お茶またはお水を持ってくる
- 注文が出揃って、落ち着いたら、適当な注文取り
- 注文取りでは、過去の注文内容を踏まえた、レコメンドも提供
などなど、コミュニケーションの一つひとつを丁寧に拾い、それらの機会において、適切な情報や動作を提供していたわけですね。素晴らしかった。
 
私のテーブルをご担当されていた方だけでなく、店長の方も同様の質をもたれていたので、店全体で、おもてなし力が非常に高いのだと推察する。焼肉屋でこのレベルの接客を受けたことはない。段違いに凄いレベルのおもてなしだった。お肉がおいしい、そして、おもてなし力が高い、とくれば、リピート率は非常に高いことだろう。私もまた行ってみたいな、と思う。

 
最後に、お肉写真をば。ううむ、それにしても、実に美味しかったー。
 
こちらは、ロース。ロースでこんなに脂が入っているっていう。



 

中落ちカルビと、ハラミ。中落ちカルビはかなりヤバかった。



焼きしゃぶっていうモノ。しゃぶしゃぶの様なお肉を、焼いて食す。