たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

心のスキを突く気の置けないヤツ (トミカ)

2-3歳の子供を持つ親にとって、トミカってヤツは本当に油断のならない会社である。繊細な造りをする模型は、子供の心を掴むだけでなく、お財布からお金を出す親の心もいとも容易く突き動かす。

幾つか例を出してみると、まずは、郵便車。とりあえずリアルさを認識頂けることだろうが、実物を見てみると、その質の高さに時間の過ぎるのを忘れてしまう経験をしてしまう。



で、蒸気機関車。なかなか精緻にできている。そして、レクサスIS。まあまあ、ここらへんは普通にいいよねー、的な。いいよねいいよねー、的な。

  

からの、水族館トラック!水族館でも、トラックでもなくて、水族館トラックて!!今まで見たことないよ、実物を!



ということで、上記はごく一部にしか過ぎないのだが、車という枠の中で現実世界を絶妙の確度でスライスして、精緻な模型に仕上げているトミカの魅力というか実力を垣間みられたのではないだろうか。

しかし、この模型の本当に油断のならないトコロは、玩具屋だけでなく、本屋等も販路としているトコロである。親が幾つかの本を見て、買ってみると、その近くの子供コーナーに、本屋であるにも関わらず、模型コーナーがある。自分が、求めていた本に出会い、手中におさめた中、子供にそんな時間をつきあわせてしまった引け目から、そのレジ横のトミカ模型コーナーに立ち寄ってしまい、一つ二つと買ってしまう。そういったケースは少なくない。

その一つの要因が、価格である。メーカー価格は378円。500円というワンコインを遥かに下回り、400円をも切る価格帯は財布を緩めるに十分なポイントなのである。しかし、この模型の種類の多さといったらなかなかのもので、フリークエンシーは高く、トータルコストはなかなか危険なレベルに達する。

そこで出てくるのが、Amazonである。Amazonには、トミカコーナーなるものがあり、かなりの安価さに仕上がっている。先の模型で言えば、

  • 通常価格:378円
  • Amazon価格:236円(▲38%)
普通に考えれば、Amazonで買わない理由はない。だから、クリスマスプレゼントは、間違いなくAmazonで買うべし、なのである。在庫薄になる前の11月に買うべし、なのである。しかし、こと模型については、店頭での引け目×衝動買い価格、というヤツによって、そんな経済的な判断がなかなかうまくできなくなってしまったりしてしまう。
 
そんな気の置けないヤツ。トミカの模型。まだまだ付き合っていかないと行けない代物。地味に、Amazonで幾つかのモデルを買っておいて、先の様な本屋店頭での引け目を感じた時には、鞄から、既に買ってあった新品のモデルを出して、子供に上げるという、時間差攻撃。とりあえず、次の機会には、この作戦を試してみたい。