たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

book

流川君と仙道君 (スラムダンク)

スラムダンクの流川君と仙道君。どちらも、スーパープレイヤーなのだけど、実は、全然違う点がある。それは、何か?そして、その違いがもたらす結果とは何か、というのは、ビジネスパーソンの目線で考えてみると、実に示唆がある、と思うわけです。 流川君と…

好きを大事に (「好き嫌い」と経営)

楠木健さんの思考回路は相当好きな部類。恐らく僕も同じ様な思考をしているのでしょう。そんな楠木健さんの新著がこちら。 著名な経営者との対談で、経営者の「好き嫌い」にフォーカスした内容。経営の意思決定然り、自ら創り出すビジョンや戦略然り、結局は…

"正しく"考える (ロジカルシンキング)

最近、考えないといけないコトが多い。所謂プロジェクト的な括り(ヨコ軸)の数も多ければ、その中でのテーマ(タテ軸)も色々あって、マトリクスな考えるマスが多いイメージ。(まあ、もっと沢山の案件を抱えている人は世の中には沢山いるので、たかがしれ…

勝ちパターンは流用できない (「ルーズヴェルトゲーム」TBS)

「半沢直樹」と同じ制作陣、勿論原作は、池井戸潤の「ルーズヴェルトゲーム」。第一回が04/27に放送されました。見ましたが、正直残念な内容でした。 演出が半沢直樹と一緒。細かい演出もそうですが、毎回勧善懲悪のストーリーでクライマックスを作り、窮地…

選択と世界(「アイデアの直前」岡 康道)

昔、「恋ノチカラ」というドラマがあって、結構個人的にヒットしたのだけど、その主役にはモチーフとなる人がいて、それが、岡康道さん。 電通から飛び出して、タグボート、という日本では珍しいクリエイティブエージェンシーを創り出した方。ドラマ発で彼の…

時間密度と、感性のネット (「川本裕子の時間管理革命 」川本裕子)

更新頻度を上げいこう!と書きつつ、あまり上がらないケースがあるわけですが、何かに追われている風味だと、どうも感性のネットに、何か新しいモノやコトがひっかからなかったりするのですよね。だから、書評とかになってしまうわけです。 だから、とか書き…

最高を生み出す思考原理(「ベロシティ思考」)

なかなか優秀なビジネスパーソンだな、と認定している人の内、読んでる人が多い、ということで、つられて読んでみた。ビジネスにおいて最高を目指す、そして、最高であり続けるために必要となる思考原理、という意味では良い視座を得られるかなと思います。…

論理とは何か?のシンプルな解 (「ストーリーとしての競争戦略」楠木 建)

これまた、「ストーリーとしての競争戦略」からエントリー。タイトルの「ストーリー」は、そういうことを考える会社でorと仕事をしてきたので、実は、あんまり刺さらないのですが、それ以外のそこかしこで刺さりポイントがあるわけです。 で、今回は、「論理…

フレームワークの本が沢山出ているので「知る」けど、沢山の人が使うことが「できない」し、そもそも、使う以前に、「わかっていない」の理由 (「ストーリーとしての競争戦略」楠木 建)

ブログを書かないで少し経ちました。こういう時は、少し短めのエントリーを書いて、勢いをつけていこうかな、と。慣性の法則と同じですので。ブログも。 さて、タイトルの通りなのですが、 世の中には、ビジネスのフレームワークの本が沢山出ている 需要があ…

永遠のベンチャー企業 (キレるソフトバンク)

「永遠」のベンチャー企業、とつけるベンチャー企業は多いと思うが、ベンチャー企業とは何か?と考えたとき、高い成長率を実績として出すことができる組織である、と言えるかもしれないと考えたとき、ソフトバンクは最たる会社だな、と思わされるわけです。 …

プロフェッショナルの中のプロフェッショナル (「変わる力」鈴木敏文)

最高の結果を出すことは難しいことだが、最高の結果を何度も出したり、出し続けることは難しい。見渡してみると、幾つかそんな企業があるな、と思うわけだが、大概、圧倒的な思考原理と行動原理を持ち合わせたトップが、その企業には存在している。 そんな企…

明確な憧れが力を生む (「成功はゴミ箱の中に」レイクロック)

マクドナルドの企業家の七転八倒な成功物語 ハンバーガーのマクドナルドは、今ではグローバルに展開され、日本でも、とても好まれている外食チェーンの一つだが、勿論、いきなりそのようなポジションを築いていたわけではなく、つぶれそうな中小企業のフェー…

料理挫折経験豊富な人向けレシピ本(「絶品おつまみ450レシピ」dancyu)

料理挫折経験が豊富な人向き 何度となく料理をする人になりたい、という思い立ちがあり、何度か本を買って料理を始めようと思ったものだが、その度に挫折をしてきた経験をお持ちの方?というのは僕なのですが、そんな料理挫折経験が豊富な方でも、この本なら…

コネクトとイノベーション (「「ひらめき」を生む技術」伊藤穣一)

MITメディアラボの所長である伊藤穣一さんが、いかに「ひらめき」を生むか、という命題に対して、4人のトップランナーとの対談を通じて、迫った内容をまとめた本。 伊藤穣一=起業家+投資家+取締役 の顔 伊藤穣一さんというと、先にも書いた、MITメディア…

絵本とクリエイティブシンキング (「りんごかもしれない」ヨシタケシンスケ)

この「りんごかもしれない」は、超ハイレイティング!絵本として成立しているんだけど、絵本という範疇を超えた、大人も確実に楽しめる本になってますね。腹を抱えてわらいつつ、途中から感心しつつ、最終的には、なんだか安心しました。だまされたと思って…

速すぎて見えない経営から学ぶ、大企業を踊らす要諦(「爆速経営 新生ヤフーの500日」蛯谷 敏)

組織を変えるということは、非常に難しいこと。組織を運営する立場に自分毎として取組んだことがある人は、その難しさを実感することだろう。それが、数千人規模の組織になると更に難しいわけだが、どうやら、日本のヤフーは(アメリカのヤフーもなのかもし…

顧客にとって「絶対的によいこと」を追求することに集中する(「売る力」鈴木敏文)

セブンイレブン、て好きなのですよね。ちょっと前はローソンの方がいいかもとか思っていたけど、今は、セブンイレブンがダントツに好きですね。なぜ、好きなのかと考えてみると、価格を遥かに超える魅力を有する商品、店舗も商品も整然と統合されたデザイン…

最高の時間の使い方がわかる本 (「「時間がない」から、なんでもできる! 」吉田穂波)

結局、最近の僕の最大関心事項の一つは、「時間」。誰かとの時間を沢山欲しいし、自分の時間も沢山欲しい。アウトプットに時間を沢山使いたいし、インプットにも時間を沢山使いたい。やらないといけないことは沢山で、やりたいことはもっと沢山だ。 やらない…

村上春樹という物語を読んでみた (「走ることことについて語るときに僕の語ること」村上春樹)

世界的に著名であり、ユニーク極まりない作品を継続的に世に出し、世に受け入れられている作家。村上春樹。なんだか自分とは全く異なる毎日を過ごしている様な気がしてならなかった。しかし、この本を読んでみると、そんな世界的な作家でも、自分との共通点…

書きたいコトを書くべし (「「Chikirinの日記」の育て方」ちきりん)

「Chikirinの日記」が人気ブログになるまでの変遷と今後について書かれた内容。人気ブログがなぜ人気ブログになったのか、について適切に書かれている本はあまりないので興味深く読んだ。 筆者は、経営コンサルティング会社出身なだけあって、適当そうな文面…

「働く」人 (「ゼロ」堀江 貴文)

堀江貴文氏の「ゼロ」を読んでみた。その流れで、「稼ぐが勝ち」も読んでみた。堀江貴文氏の今と過去の両方を読み比べることができて、この読み方はオススメかもしれない。 結局、今も昔も、堀江貴文氏は、「働く」人、のようだ。「働く」ことで、社会との接…

何も諦めない「今」を積み重ねる生き方 (「川本裕子の時間管理革命」川本裕子)

これまた、マッキンゼーの川本裕子さんの著書。最近は、何かの本を読んでみて、結構良い内容だったら、その著者の本をブルドーザー的に読んでいく傾向がありますね。 --- 人生は有限である。当然のこと。しかし、毎日家で起きて朝ご飯を食べて仕事に行き、仕…

毎日子供と一緒に本を読む、という習慣 (「親子読書のすすめ」川本裕子)

マッキンゼーで活躍し、今は早稲田大学大学院の教授である川本裕子さんによる、「親子読書のすすめ」。彼女は、日本で最も多忙なワーキングマザーの一人でしょう。彼女が、子供と一緒に読んだ本というだけでも、とても興味深いですし、コラム的な形で、彼女…

nendo design = 最強の右脳と左脳による非常識なMethodology × 超プロフェッショナルなAttitude (「ウラからのぞけばオモテが見える」佐藤オオキ nendo)

正直、読む前の本への期待値を大幅に越える内容でした。デザイン事務所nendo代表の佐藤オオキ氏とnendo自体の思考と行動に迫った内容なのですが、世間に流布する常識からはかなり異なる方法論 | Methodologyと、その背景にある右脳と左脳間でアウフヘーベン…

仕事で人を感動させたい (「人を感動させる仕事」前刀 禎明)

著者である前刀 禎明氏は、なんだか自分に似ている人なのだろうな、と勝手に思っていた。SONY -> Bain -> Disney -> AOL -> 起業 -> Apple -> 起業、といった経歴なんだけど、転職の多さと、各企業の種類であったり尖り具合はかなり似通っている。 そして、…

読書と思考 (「戦略読書日記」楠木 健)

部分的に積読していたのですが、全般的に積読しました。結果、結構面白いと思いました。ご一読をオススメします。 「ストーリーとしての競争戦略」という売れた本を出した、一橋大学教授の楠木 健氏の読書感想文、ならぬ、戦略読書日記。「戦略」と書かれて…

「運」とは何か? (「絶対ブレない「軸」のつくり方」南壮一郎)

「運」て何なのでしょう? 運がある/ない、運が良い、とかたまに話があがるのだけど、一体、「運」とは何なのだろう?そんな話を書いているのは、こんな記事を読んだから。 よく「南さんて運がいいですね」と言われますが、僕はあまり運を信じていません。仮…

エグゼクティブと新書 (「聞く力」阿川佐和子)

※タイトルにある本とは前々関係のないお話。 私が大学生の頃。とある電機・エンターテイメント会社でインターンシップをしていて、とあるサービスのマーケティングを考えていた。ターゲットセグメントになりきって、どのようなサービスであればうれしいのか…

基本を知らんやつは何もできねーんだ (「世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?」戸塚隆将)

著者は、新卒でゴールドマンサックス、その後自費留学でハーバードビジネススクール、卒業後マッキンゼーで経験を積み、今は独立してコンサルティング会社を経営している方。 投資銀行、経営コンサルティングファーム、MBAのトップを全てゲットしている方は…

毎日「捨てる」 (「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和)

更に生産性を上げたいな、と課題意識があるわけですね。そういった時に、「整理」というのが一つの打ち手として、久し振りにでてきたわけです。 外資企業に勤めていた時は、先述の通り、生産性向上の鬼のような会社だったので、結構「整理」していました。労…