たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

ブルゾンちえみに学ぶ、文房具を使ってて「気持ちいい」二つの瞬間

ブルゾンちえみは、文房具が好きらしくて、特に、色々なノートを買って使っているとのこと。ネタもノートに書きまくっていて、インスタなどをみると、そんな文房具愛の微笑ましいシーンをみれたりするのですが、何かで読んだのだけど、ブルゾンちえみが、こんなことを言ってました。

「文房具は、使い始めるときと、使い終わったときが、とても気持ちいい」

これ、すごくわかる!

確かに、買ったノートやペンを使い始めるときは、なんだかワクワクする感覚がある。なんだろ。パートナーと言ってはオーバーなんだけど、これから、一緒にヨロシクね、的なのがあるのかなと思う。

一方で、使い切ったときも、達成感に近い感触とか、全うした感覚を持つことがあって、気持ちいい。いままでホントありがとう、的な気持ち。だから、使い始めたらものは全て、使い切りたいと思いながら使ってて、途中でペンとかをなくしてしまったときなんかは、あーーー、っていう残念な気持ちになるのですよね。

ということで、文房具あるあるな気持ちを、ブルゾンちえみに代弁されたものだから、なんだか、ブルゾンちえみが、前よりも少し好きになったのでした。みなさんも、同じような気持ちがあったりするのですかね?!

「ミライの授業」の書評

実は過激な瀧本哲史さん

瀧本哲史さんの「ミライの授業」。瀧本さんは、とあるセミナーのセッションで話をされているのを見たことがあるのですが、キャリアや写真とは違って、過激な発言をされ、かつ非常に面白く、かつシャープな提言をされる方なので、個人的に結構注目をしていて、過去にはこんな本を読みました。

結構読んでますね。。。

中学生に向けた本「ミライの授業」

どれも、とても良いことが書かれているのだが、今回は、「ミライの授業」について。なんでも、彼は、全国の中学校に出向き、「ミライ」の授業を行ったそうだ。

その内容が本になったのだけれど、中学生に向けたコンテンツ、というのがキー。大学受験はまだ先で、でも小学生のような子供でもない。そんな不安定?!な時期が中学生だ。中二病とかとも言うしね。まだ、何もないし、これから何かになっていく中学生に対して、ミライを考えるために用意したコンテンツだ。

ちょっと刺さったところを引用しますね。

  1. みなさんは、学校という場所で、魔法の基礎、を学んでいる
  2. 世界を変える旅は、違和感、から始まる。違和感をスルーせず、自分の中で大切に育ててください。その小さな違和感こそが未来につながる冒険の扉なのだ。変革者たちは自分の中に芽生えた、小さな違和感、を掘り下げ、常識を疑い、嘘を見破ることから冒険をスタートさせてきた
  3. 自分が理想とする社会を具体的に思い描いていたこと。そして、みずからの理想を言葉として、あるいは、ファッションとして、形にして残した

1が、勉強に関する見方として、とてもユニークだと思う。でも、正しい事実だとも思う。勉強をしていくと、世界のことがわかってきて、世界を変えるための方法もわかるのだけど、うっかりすると、勉強が世界とは離れた存在になってしまう。しかし、そんなことはなくて、世の中とちゃんとつながっている。魔法って言葉はキャッチーなんだけど、確かに、確実に世の中を変えているのは、テクノロジーを中心とした学問の先にある行動であり、確かに勉強てやつは魔法なんだよな、と思わされる。

2は少し前から、僕自身が気に留めている概念だったので、とても刺さった。毎日を過ごす中で気づく、違和感てのを大事にすべきだし、そこから、進化や革新が生まれるよね、ということ。当たり前の何かというのはなくて、当たり前と思っていたことの中によぎった違和感こそが、当たり前を進化させ、次の当たり前を創るための基点だったりするのだと思う。子供は、よく、なんで?と言ったりするけど、それに通じるところもあるのかなと思う。

3はココシャネルのことを言っているんだけど、あくまで一人称の自分が描く理想の世界と、それを言葉や形にして、理解できるようようにすることが、世界を変えることに通じるのだということ。1とかは勉強の話なんだけど、それだけではだめで、2で違和感に気づき、世界を変える種を見つける。そして、では、あなたはどうするのか、といったアクションの話がこのビジョニングの話だったりするのかな、と思う。ちなみに、このようなことをできる人こそが、リーダーだったりするのですが、それはこちらで書きました。

takeshikarei.hatenablog.com

おわりに

先にも書きましたが、著者は、灘中学や、福島第一原発事故の影響で避難生活を余儀なくされている福島県飯舘村立飯舘中学校などの様々な中学校にいき、本書に書かれたような授業をしたとのこと。中学生にとって、目の前の勉強がどれほどの力を持つか、をとても理解できる良い機会だったのだろうな、と思います。

この本を通じて、より沢山の中学生や若者が勉強の持つ力を理解して、魔法のような力を身につけ、世界をより良く変えていけるようになったらな、とポジティブな気持ちにさせる本でした。良い本ですね。子供を持つ親が読むのもよいかなと思いました~

「頭脳王」にみる学生と芸能人の能力の使い方

初めて、頭脳王を見ました

先日、頭脳王なるクイズ番組?!が日テレでやっていたので、初めて見たのですが、なかなか面白かったです。なんでも、ソフトバンク孫正義さんが、当時優勝した学生の優秀さに感動して、連絡し、彼の財団の奨学生か何かにしたらしいですが、確かに、非常にレベルの高い戦いをしていました。

普通のクイズ番組は、東大にいってました、京大にいってました、みたいな人たちが緩い問題を解いて、フィーチャーされていたりしますが、この頭脳王は、現役の優秀な学生が、難問を解く、というのが面白いところかな、と思います。

東大医学部や法学部、京大医学部や法学部、は同じ東大京大でも、理系文系で他の学部よりも段違いに難しいし、偏差値が違うわけですが、その中でも、かなり優秀な人たちがでていたのではないか、と思います。

東大医学部の人と京大医学部の人の優秀さの違い

勝戦は、東大医学部と京大医学部の戦いで、東大医学部が優勝、連覇したのですが、東大医学部の人は、記憶系も一定強いのですが、数学や物理系も強く、また、出題者の狙いも読み切った上で解くことで、次第に、準優勝の京大の人と差をつけていったのが印象的でした。

京大医学部の人は勉強が好きだし(調べてみると、京都の洛南高校時代からクイズ研みたいですね)、いわゆる秀才なのだと思うのですが、東大医学部の人は、戦略的なセンスを感じさせられました。司法試験も一発合格ということでテストエリートでもあるのですが、テストでも勉強でもない、ビジネスの世界でも通用するセンスを感じさせられました。

医療弁護士になる、と医学界と法曹界の両方をとったポジションでユニークなキャリアを築こうとしているようですが、それって、肩書的には面白いのですが、いち弁護士でしかなくなり埋もれてしまい、中長期的にユニークにはなり得ないことを考えると、医学か何かのリサーチ系か、ビジネスにふったりすることで、世界にユニークな価値を提供できるような仕事をした方が良いのではないか、と思いました。勝手な話ですがw。

参加芸能人の素晴らしい表情とコメントに共感

さて、この番組は、学生が延々と難問を解いていくのですが、途中途中で各業界の芸能人が、驚愕の表情とコメントをするのが、コンテンツ上重要な部分です。お茶の間の僕たちの気持ちを代弁してくれて、なんだか共感しちゃう、っていう位置づけですね。

そういう意味で、横澤夏子いとうあさこつるの剛士に、佐藤隆太、アンミカ、ホラン千秋、などはとても良い仕事をしていました。とある、パズルクイズで、学生たちが手を使ってパズルを試行せずに、頭の中だけで行い、2秒もせずに、解いてしまう様に発したアンミカの、

初めて知った。パズルって、頭の中でやるんや。。。

にグッドコメント賞をあげたいな、と思いました。きっと、みんなそう思ったよ、っていう。アンミカだけでなく、みんな、良い仕事をしたと思います。

おわりに

ということで、「頭脳王」なのですが、色々な能力の可能性を感じさせられるし、人間の能力の幅広さや奥深さを感じさせられました。僕も、日々精進したいな、と思いました。