たけしの華麗なる消費生活

消費したモノ・コトについて、書いています。

快眠のために辞めたこと(星野佳路さんのケース)

星野リゾートの星野さんの快眠のために辞めたこと

日経の記事に、星野リゾート社長の星野さんが、快眠のために辞めたことが書かれていました。その二つがこちら(引用加工)。

  • 就寝2時間以内の飲酒
  • 就寝前のメールのやり取り

そもそも、星野さんを知ったのは、かなり前に放送されていた、NHKプロフェッショナル仕事の流儀を見てから。経営者の力量もそうですが、印象的だったのは、ユニークな行動が規定されている、ということでした。例えば、移動は自転車が基本、とか。

このような行動て、何気なくできないと思っていて、この行動習慣に至るまでに、多面的な思考プロセスが踏まれていると思っています。僕自身、このような思考プロセスであり、良い行動習慣てやつが好きなので、そんな人も好きだったりします。

そんな彼の快眠のために辞めたことについて、興味深く読んだのですが、そこに至るまでには、睡眠計測アプリで深い睡眠時間を計測し、PDCAにより、睡眠とその前の行動との関係について仮説検証がなされていて、やはり、と思ったものでした。

就寝前には、メールもスマホもPCも辞めるべき

その結論しての辞めた行動ですが、個人的には、二つ目の就寝前のメールのやり取りに着目しています。若いころは、起きたらすぐにPCを開き、寝る前までPCを開いて、メールチェックやら仕事をしていて、それでも全然睡眠に支障がなかったのですが、最近は、寝れない日があることで、この動作に着目しています。

そもそも、なぜ昔はそれでも寝れたのか、なのですが、恐らく仕事をしすぎて、寝る時間自体が少なく、寝る時間があったらその分寝れたのでしょう。でも、最近は20代の頃ほど仕事時間はなく、常に睡眠不足というわけではなく、寝れない日があったりするのかな、と思いました。

寝れない日を考えてみると、週末は寝れる、でも平日は寝れない日がある、といった傾向がありました。で、もう少し考えてみると、月曜日が結構寝れなくて、他の曜日もちらほら、といった感じで、なんか気が張っていて、色々と考えてしまうときに寝れないように思いました。

最近結構よい年になってきたので、睡眠や健康について本を読むことが多いのですが、どの本にも、睡眠前にスマホを見ない、という項目が出てきます。要は、液晶ディスプライのブルーライトがよくないのだ、と書かれているのですが、それに加えて、星野さんの記事に書かれているように、そのディスプライに書かれている内容について思考がめぐってしまうのが良くないのでは、と思います。で、この要素の方が影響が大きいのかな、と思います。

特に、メールを読むということは、必ずメールの先に相手がいるわけなので、インタラクティブ性を元々有しており、相手に返信する可能性もあるし、返信しないにしても必ず考えてしまうと思います。その思考が頭を活発化して、睡眠に入ることを妨げるのではないか、と考えています。

でも、もっと考えてみると、スマホ自体がやはり良くないのでは、と最近は考えています。もっと言えば、PCもであり、要はネットが良くないのではと考えています。

ネットは、基本自分が操作しないと情報は入ってきません。自分が興味のあるコンテンツだけを見続けることになるわけです。一方、テレビは受動的なコンテンツなので、興味のないコンテンツ、興味の弱いコンテンツが流れているのを見ることの方が多いと思います。経験則的に、テレビを見た後寝つきにくいということはあまりなく、そんな考察をしています。

おわりに

ということで、僕的には、睡眠前にネットにつなげること、をまず辞めています。まだ試行錯誤で寝る何時間前に辞めるべきか、など磨きこみがされていないですし、他にも快眠のために辞めるべきこと、やるべきことがあるように思っていて、試行錯誤なのですが、少しは快眠に近づいているのでは、と思っています。引き続き、快眠のための仮説検証をしていこうと思います。

体力を上げるための3つの具体的な行動

トリンプインターナショナルの社長の吉越さんの本。

吉越さんは、社長時代には、19期連続増収増益を実現したプロ経営者ですが、彼が有名なのは、デッドライン仕事術を代表とする生産性の高い仕事術であり仕事の仕組みについてです。

で、この本は、そのタイトルの通り、体力に関する本なのですが、これも結局、生産性の高い仕事をするための土台として必要なのが体力、という位置づけで、根本的には同じカテゴリの本なのかな、と思います。

個人的にも、生産性の向上を常に考えていて、いかにスピードを高められるかを考えるわけですが、多面的な要素の一つとして、集中力をいかに高めるか、が論点になり、その解の一つとして、体力の向上が打ち手として出てきます。

吉越さんも、要は体力でしかない、と打ち出していて、その論調には共感する次第なのですが、この本がよいのは、では、体力をあげるためには何をすればよいか?の問いに対して、明快に、3つの行動を上げている点です。

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シンプルにまとめてしまうと、よく寝て、よく食べて、よく運動して、ということなのですが、具体的だけどシンプルな内容がこれらに詰まっていて、助かります。

一つ目の睡眠は、8時間とることを言っているのですが、この時間を取らないと、日常的な体力を回復するのに不十分である、と言っています。時間量については諸説あるので結構難しいところで、ごく少数の人は、ショートスリーパーロングスリーパーの体質で短時間、長時間の睡眠時間で良い人もいる説もありますが、僕は、確実に普通の人なので、8時間睡眠をとることを目標にしています。

これだけ寝るために気を付けていることとして、こちらも書かれています。こういうのは、うだうだ言う前に、行動として、まず真似てみればよいのでは、と思います。

  • ベッドは腰が沈み込まない、固いマットレスを使用
  • 肩がこらないように、低い枕を使用
  • できるだけ部屋を暗くするために遮光カーテンを使用、LEDも避ける
  • 睡眠前には、ストレッチを行い、頭の温度を下げる
  • パソコンやスマートホンもご法度

二つ目は、赤身肉を食べよう、という話なのですが、これは、無視しようと思います笑。食事でルーティーンにするのは、よほどシンプルでないと難しいです。僕はできるだけランチでそばを食べるようにした時期がありましたが、近くにおいしくて安い蕎麦屋があったからで、かなりケアができる環境でないと難しいと思います。

食事に関する本も何冊かほかに読みました。ジョコビッチだったりサンフランシスコだかの本など。でも、かなり気を使わないと真似はできないかな、と。そのレベルの行動は、一旦今の自分にはスコープアウトにする方が、体力を失わないかな、という整理です。

さて、三つめは、1万歩を超える、ということで、これは毎日実践しています。少し前に、fitbitで、歩数や睡眠時間を計測することに凝っていましたが、ある時から飽きてしまって辞めてしまっていました。継続するために測ること、っていうのは良い循環なのですが、測った結果の数値の評価が、継続できていること以外になかったのがいけなかったのかな、と思います。

そういう意味では、1万歩が体力増強の基準であるとできる考え方はとても良いと思います。どこまで科学的な根拠があるかはわからないのですが、他の記事で、星野リゾートの社長の星野さんも、1万歩を課していますね。彼も、自分のフィジカルコンディションに相当なケアをするタイプなので、一旦、1万歩を基準に設定してよいのでは、と思いました。

1万歩は少し頑張れば到達できる量で、通常の生活プラス一駅か二駅分早く下車して、歩ければ到達できると思います。それを毎日継続するかどうかがキーであり、Fitbitとのセットで、それらを習慣化したいと思っています。

おわりに

体力を上げたい、上げよう、と思うものですが、この段階では抽象度が高すぎて、その状態を実現するには程遠い状況です。そこから二段階くらい掘り下げたのがこの本であり、3つの具体的な行動に絞られた点がよいな、と思います。本自体はライトでサクッと読める内容なので、気になった方は本も読むことをお勧めします!

佐藤オオキさんの愛好品12コにみる一日の過ごし方

佐藤オオキさんの愛用品12コ

佐藤オオキさんをライバル視しているので笑、佐藤オオキさんのネタを連投しましょう。こちらは、ELLE DECORのUS版で特集されていた記事の和訳版ですね。佐藤オオキさんの愛用品が12コ紹介されています。

www.elle.co.jp

その中の意外なアイテム2つ

元々、ミニマリストの極致な彼で、ムダのない合理主義者で、超人的な生産性を上げる人、というイメージで、生活の隅々まで合理を突き詰めているようにイメージしていました。この12個のアイテムの中には、そんな合理主義者の一端を表しているモノもあるのですが、そうではない意外なアイテムがあったりしました。引用すると、こちら。

  1. いちご大福
  2. サントリー」のウイスキー“季”

1つ目はおやつですね。まぢか、と。日本ではそば、ミラノではサンドウィッチしか食べないのかと思っていたよ。こんな糖分を思わなかった。恐らく、当分摂取による脳機能の回復を目的として・・・みたいに邪推したりしますが、そもそも甘いモノが好きなのだとか。なかなか意外な一アイテムでした。

2つ目がお酒ということで、こちらも意外でした。誰かと飲んじゃ騒げやのイメージはなく、ここで書かれているのは、一日の終わりにお酒を楽しむ、と。一日にそんなひと時を設けているのだなぁ、と。こちらも、斬新なアイテムでした。やはり邪推すると、入眠を容易にするための手段なのかなとも思いますが。

おわりに

超人的な佐藤オオキさんも、遊びの時間、を一日に設けている、というのはFindingsですね。平日とかだとそんな時間すら設けていない、ストイックな生活をしているのかと思っていたので。

そういう意味では、そんな遊びの時間を少し設けることで、忙しい毎日のバランスをとっているのかな、と思います。要は、一日の最適なバランスのとり方、が大事だったりするのでしょう。

一日の過ごし方を最高にするのは、仕事人であり家庭人には、とても大きな論点だったりしますが、彼の愛用品も一つの参考になるのかな、と思いました。